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カテゴリ:本
リュドミラ・ウリツカヤ著
沼野恭子訳 ☆メディシス賞 外国文学部門賞 受賞 (フランス) ☆ジュゼッペ・アツェルビ賞 受賞 (イタリア) ウリツカヤの名前を国際的に知らしめた作品。 平凡な女の一生を描いた非凡な物語。 あらすじ 本の虫で容貌のぱっとしないソーネチカが、第二次世界大戦が始まって疎開した先で反体制気質の芸術家ロベルトと出会い、結婚する。夫の流刑生活についてまわり、子供を産み育て、スターリン時代を貧しくも幸せに過ごし、やがて大きな愛の試練に見舞われる。 語り手はソーネチカの身に起きた出来事を一定の距離感をもって淡々と語る。 ソーネチカ自身も自らの境遇を嘆くどころか、人生のところどころでささやかな幸せを感じ、あるいは諦め、文学の世界に助けられながら多くを望まず穏やかに生活を続ける。 客観的にみればソーネチカはお人よしで取り得のない、ごく平凡な中年女性なのかもしれない。 しかし物語を読み終えた読者は、ソーネチカの精神世界が他の誰よりも輝いていることに気づき、彼女を愛さずにはいられないだろうと思う。 ソーネチカ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 20, 2011 09:21:26 PM
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