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December 27, 2013
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著者:東山彰良









あらすじ

200年後の世界。
6.16の核爆弾によって地表はすべて凍土で覆われ、人類は深刻な食糧危機に見舞われていた。人肉を食す者が続出したため、アメリカ政府はヘイレン法(人肉食禁止令)を施行。すでに絶滅した牛と、人間の遺伝子をかけあわせ、これを食用の肉として代用したのである。なかでも、より多くの赤身肉がとれるよう改良された「ロング・ホーン」は北米大陸の食糧難解消に役立ったが、同時に、高い知能を有する個体も出現。ある日、共食いを繰り返す人間の身体に謎の寄生虫が発生。「蟲」は空気感染し次々に人を死に追いやってゆく。そんななか救世主となって現れたのは、人間によって改良された二足歩行の牛、ロング・ホーンだった。





感想

百年の孤独っぽい。心理描写はあまりなく、淡々と出来事を積み上げる形の小説だし、中盤から南米の話も出てくるし。ハードボイルド・マカロニウエスタン・SF。アホな私の頭では次々に出てくる登場人物が処理しきれずメモをとりながら読みました。



物語の要を担う登場人物のひとり、保安官のバード・ケイジが私が最も苦手とするタイプの人間であったため、彼のくだらない冗談や蛮勇には我慢してストーリーを追う必要があり、その間は読むのが苦痛でした。過剰な父性って暴力だよな〜と思う。周りの人間が気遣ってやらないと成立し得ないものだし、本人は自分の思い通りにならないと癇癪おこすし。そのぶん、クロウ・フィッシュ、スノー・レインの魅力が引き立っていました。クロウとスノーは素直で可愛いなあ! 昔爆笑問題の漫才で「チャゲ&飛鳥…&チャゲ(より一層飛鳥を引き立てる)」というネタがあったのですが、そんな感じだ。バード・ケイジのオイスターオヤジぶりはクロウとスノーの末っ子気質の可愛らしさを引き立てる。



結論:バード・ケイジは、チャゲ




●●ブラックライダー登場人物一覧●●

※私の独断と偏見に基づいた一覧です。「自分の出した糞の上に尻餅をついたフランクリン」など、一度しか登場しない、もしくは、あまり物語の根幹に関わってこない(と私が判断した)人物は除いてあります。



★カンザス(元ミズーリ州)


・ゴールド・フィッシュ:『フィッシュ葬儀社』の主
 (妻)リタ・ハレルソン:自殺した
 (長男)ソード・フィッシュ
 (次男)キャット・フィッシュ
 (三男)クロウ・フィッシュ:失踪。14歳。「連邦保安官になりたい」と言っていた。レイン兄弟の一味に加わる

  ・ホーキー・サンダー:クロウの友達。お揃いの黒い星のタトゥを入れている。凍ったリオ川をクロウと一緒に渡り、メキシコへ行こうとしたことがある。


・マリア・レイン:売春婦。5人の子供の父親は皆違う。イェーツの詩を子供に詠んでいた。
[G](長男)ガイ・レイン:40歳近い。死刑判決を受けメキシコへ。
[I](次男)イジー・レイン:テディ・ザ・ゾンビベアー(お尋ね者)に撃たれて死んだ
[R](四男)ロミオ・レイン:28歳。ルピータの恋人。
[L](三男)レスター・レイン:臆病。気が優しい。
[S](五男)スノー・レイン:末っ子。(偽名:ロッド・レオーネ)

[レイン兄弟と行動を共にする仲間]
・アイザイア・ケンプ:馬番の黒人。祖母はインディアンのギャドー族
・マンデー:金髪の半人半牛。16歳。知能が低く口がきけない。クロウ・フィッシュがマンデーを自分の姉だと偽り、デュカキスのところから連れて来た。

・大ビートルズ:ガイ・レインの義兄弟。クロウをレイン兄弟のもとに連れて行った。サンタフェ鉄道の火夫ニコルソンに殺される。

・ベニート・レオーネ:金貸し。家族の復讐で、パンチョ・ビージャの子孫、アンヘル・カルベラを殺害。ドン・フアン・ホセ・アレナスと敵対。ホセの弟のバスケス・アレナスを殺し屋(ガイ・レイン)を送り込んで殺した。
(長男)イエヤス・レオーネ
(次男)ヒデタダ・レオーネ
(長女)ルピータ・レオーネ:ロミオ・レインの恋人。その後テノッチ・マヌエル・ガラーサと結婚させられる。
     ・マイラ・カチョ:ルピータの使用人。
     ・トーニャ:マイラの一人娘。

(下女)ドニャ・アドリアーナ:元々地回りのベニート・レオーネ一家の下女だったが、のちにチャレアーダ村の村長に。


《ゾンビベアー一味》
・テディ・ザ・ゾンビベアー
・ピザハット・モントーヤ
・トビー
・ルートビア
・フィリー

・アール:7、8歳の若いロング・ホーン。体長7フィート。牛だらけの山にゾンビベアーを自由に出入りさせていた。


《デュカキス畜産の人々》
・ローランド・デュカキス:肥満体。社長。牛と馬(馬は貴重で、馬殺しは殺人より罪が重い)を飼育。馬の調教をカンザスシティ連邦保安官本部に依頼している。自社の雌牛にローランド自身が種付けして生まれたのが、マンデー。サンタフェ鉄道で輸送中、40頭の馬をレイン兄弟に盗まれ、牛舎番の黒人、スキップ・ジョンソンを殺された。
・マット・ジョーンズ:ロデオで半身不随に。
・エド:畜産で働いて3、4年のユダの牛(半人半牛)。牛はなかなか解体場(スローターハウス)に入りたがらないので、エドのような雑交種(ミクスト)が先に歩く。
・オリジナル・ロリンズ:年収380ドル。190ドルのズボン。


《アンガス兄弟》:32頭の馬をレイン兄弟から買う
(兄)ボブ・アンガス
(弟)マーカス・アンガス
・ルー・クレイグ:運び屋


《連邦捜査局の保安官たち》
・ハリー・ハーディン保安官:テキサス。不法移民を50人殺した。
・ワイルド・ジョー・サンタナ保安官:ユマの一匹狼。
・ルースター・ボーンズ保安官:元追いはぎのナイフ狩り。アイパッチをした独眼の男。60歳くらい。長い白髪を一つに縛っている。ジョアン・メロヂーヤを追っていたが、のちに友好関係になる。
  ・フロッギー・ニプルズ:保安官補の肥満男
  ・チリ・ミンガス:ルースターと唯一ナイフで渡り合える男
・バード・ケイジ保安官:56歳。192センチ、108キロ。11歳のとき牛追い人(ドローヴァー)だった。クロウ、レイン兄弟を追う。


《バード・ケイジに関わる人々》
・リトル・ドット:6歳。気性の荒い牝馬。バード・ケイジが調教した、バードの相棒。
・コカ・コーラ:バード・ケイジの恋人。のちに結婚。リトル・ドットが懐かない。
・ルイ・ヴィトン・ルイーズ:バード・ケイジと肉体関係を持つ売春婦。

[コンウェル一族]→牛の認可競売人事務所を襲い、社長のアーサー・F・マッカーシーを殺害した罪で、バード・ケイジに殺される
(祖父)インディ・コンウェル
(父)小コンウェル
(長男)マット・コンウェル
(孫)ルー・コンウェル

・ピート・ガスリー:コンウェル一族を始末したバードの事件を担当したカンザスシティ主席判事

・ファット・ウォン:インターネットを使う中国人
・ルディ・ワイルドフラワー:若い郡保安官


《討伐隊》元お尋ね者たち。“討伐隊に参加したる者は従前の罪を不問とする”
・ジョン・コンウェル:第一大隊。元神父。コンウェル一家の生き残り。
・ジョニー・ジョーンズ:第四大隊長。自分の顔を印刷した紙幣で買い物。ノースカロライナ出身。KKK団に心酔するあまり、黒人の班長スヌークス・ロビンソンにつらくあたる。
・アルゼンチン・タンゴ:第五大隊長。
・ザック・モスキート:第六大隊長。
・コーディ・ストラザーン:第七大隊長。顔に刺青。連邦政府の犬と呼ばれる。
・ピストル・ウォーマック:元チンピラロシア人。ルイジアナ民兵大将。第九大隊。
・チリ・ミンガス:第十大隊長。
・ソバ・クニヨシ:第十一大隊長。

・スウィフト・ランナー(俊足):左右の脚の長さが違う写真係
・ヒル・ビリー(田舎者):コンピュータ技師
・ハンマー・ヘッド(うすのろ):参謀

・ヒューゴ・ワトソン:討伐隊付きの医師
・ネッド・ヒックス:男色家
・ハーレム・カーター:長身で猫背の4人目の守備隊長
・ボ・キング:ジョニー・ジョーンズの副官



・ナサニエル・ヘイレン:100年前(2100年頃)のアメリカの英雄。6.16のあと、多くの人を殺し、もっと多くの人を救った。ブラックライダー。





★メキシコ


『グサーノ・デ・エジョス』:人体に卵を産み、4〜6週間でその人間を死に至らしめる蟲。


【ヒラリオ農園】
・ヒラリオ・デ・ラ・イグアラ(ドン・ヒラリオ):初老の農園主

・マルコ:人と牛のハーフ。知能が高いところをドン・ヒラリオに見込まれ、人としての教育を受ける。
☆ジョアン・メロヂーヤ:マルコの新名。

・クリスチアーノ:農園の執事。マルコの教育係。
・アレハンドロ・ゴンザレス:蟲について研究を続ける医師。マルコの教育係。
・ロレンゾ・サントス:農園の使用人頭
・ソレダ・ラゴ:ロレンゾの従妹。農園屋敷の料理女。白人と黒人のハーフで肥満体。
・ルシア・モレノ:マルコに好意を寄せる女

・ギレルモ・キンテロ:マルコを悪魔だとして発砲してきた農園のバケーロ
(長男)カルロス
(次男)アルフォンソ


《ジョアン・メロヂーヤと一緒に旅する人》
・ドニャ・アドリアーナ:チャレアーダ村村長。太った黒人の婆で、馬や男を買う。死ぬ人がわかる。
・ヨアリ:謎の少女
・フェルナンド:鍛冶屋。ヨアリを馬車に乗せたために事故に巻き込まれ、妻・息子と一緒に命を失う。
・フリオ・ゴメス:無神論者。ヨアリを同乗させたせいで雷に打たれて死亡。
・マーセロ・カナザワ:眠りっぱなしの老人
 ・マーセロ・カナザワ・ムニョス:マーセロ老人の息子。
 ・ドロレス・ムニョス:マーセロ老人の息子の母。
・エミリアーノ・アギーレ・サロベ:写真屋・医師・装蹄師。立派な口ひげをたくわえたメキシコ人。
・エミリオ・ゲレーロ:アビオン村のシルビア・カウディーリョと結婚し、チャレアーダ村とアビオン村の合併に貢献した。両村は統合し『アビアーダ村』となった。

・ホルヘ・オチョア:元アビオン村の村長
・トゥーコ・ラゴーネ:シルビアの元情夫
・アドリアーノ・ゲレーロ:シルビアとエミリオの間に生まれた双子の子
・ホルヘ・ゲレーロ:シルビアとエミリオの間に生まれた双子の子

・ムハンダス・ナイドゥ:インド人天才プログラマ

・ウンデッド・ニー:18歳。インディアン。6人の妻と27人の子供がいる。放射能を偉大なる精霊と呼ぶ。寿命と引き換えに、インディアンの土地と勇気と誇りをかえしてくれたから。

・リアナ・エレディア:おさげの女の子。
(妹)ウルスラ
(妹)マルタ

・デニス・ロウ:ウルスラの孫





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Last updated  December 28, 2013 02:02:37 AM
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