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テーマ:DVD映画鑑賞(14653)
カテゴリ:映画
原題:Backcountry 2014年 カナダ映画 監督・脚本:アダム・マクドナルド 感想 ここへ引っ越してきた数年前から、私は「外出先で、もしクマと鉢合わせしたらどうするか」ということばかり考えている。考えに考え抜いた結果、一番良いのは猟銃のライセンスを取得することだが、適性検査(銃を扱うには視力0.7以上必要)の要件を満たしていないため、私は銃以外の方法でクマと戦わなければならない。クマは視覚・聴覚ともに優れており、嗅覚など警察犬以上だと言われている。鋭い爪で地面に穴を掘ることもできるし、木登りなど人より早いスピードで可能。時速40〜60キロで移動できるという、およそ弱点が思いつかない動物なのだ。そこで、銃刀法違反にならない武器として私が考えた方法がある。名付けて「クマポックリ」(何なのかは後述)。 あなたが森の中を散策していると、前方にクマの姿を見かけた。どうするか。20m以上離れている場合(子連れ熊の場合はそれ以上)であれば、そのまま静かにやりすごせば良い。しかし気づいたとき既に近距離におり、しかも空腹のクマだったら? 日本熊森協会で推奨されている「やさしく話しかけつつあとずさりする」ことなどできるだろうか。人間の言葉のわからないクマに対してチャレンジ精神を発揮しすぎである。そこでクマポックリの出番。事前に用意したクマポックリをゆっくりした動作で取り出し、リモコンで操作してクマの近くまで移動させる。そこでリモコンのボタンを押すことでクマポックリの蓋がパカッと開くので(瞬時に良い香りが広がる)、中に入った液体クマポックリをクマが食べている間にあなたは後ずさりしつつゆっくり逃げれば良い。液体クマポックリはハチミツでできており、カプセル化した人間の歯周病菌も混ぜてある。これを食べたクマは徐々に歯と歯グキにダメージを受け、やがてポックリ死ぬ。クマも人間と無駄な死闘を繰り広げることなく、その後は(歯がボロボロであるため)鹿や人間などの大物を狙わず魚や木の実を摂取して天寿を全うできるのだから良い方法なのではないだろうか。しかしクマポックリにも弱点がある。それは、「ハチミツに興味のないクマには効かない」という点である。そうなったら私がリモコンを握りしめたままポックリ逝くしかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 29, 2015 06:04:49 PM
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