弘法大師弘法大師・・・ここまで好かれている僧は居ない 全国に大師と言われるお寺はいくつあるだろう? そして、扱いは庶民のスーパースター 大師が座った石、顔を洗った所 それらが伝説となって残っている 大師が来れば、悪い物は全てやっつけてくれる まさしくウルトラマン!! でも、この時代を含めてスーパースター扱いは大師だけ 何故だろう?? 弘法大師・・・空海 幼名は「真魚」 彼の生い立ちは、大体の本に書かれている 僧になった経緯も・・・・ でも、ここから先が運と実力??? 留学僧として唐に渡ること自体が運 当時の留学僧は日本で有名になった年齢の人が行く 若い空海が行くこと自体が珍しい まさしく付け足しの人間 中国に渡って、帰国は次の遣唐使の時 たった3~4年で奥義を理解したという 現代で考えても不思議 だって言葉を理解するだけで、どの位かかるだろう? しかも、中国語・梵語(サンスクリット語) これらを理解して奥義を究める・・・ 帰ってきた時も、経典はほとんど持ってこない 最澄などの様に山ほど持ってくる人が多いのに 帰国後、普通は名刹の貫首になる 空海はそうでもない・・たしかに付け足しだから でも、空海はここからの足取りが違う 今までの僧は、大乗仏教=哲学 真理の追究だよね、曹洞宗・臨済宗 座禅の世界で、僧自身が真理を追究する 空海の足取りは小乗仏教=個人の救済 言ってみれば、法然の説いた浄土宗の様な考えの原型 ここが大衆に受け入れられたと言う事か・・・ 全国に弘法大師が訪れた史跡が山ほどある 現実には訪れていないけど、それほどの影響力 あの時代背景を考えたら空前の出来事 その伝説にはキリストのような奇跡を必ず残している 弘法大師は、僧であって僧では無い 仏教としての枠にとらわれるから実態が見えないかも 原始宗教の創始者のような存在 そう考えればおかしくないかな?? |