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前々から噂には聞いて気になっていた本。
やっと読みました。。。 酒井さんの『負け犬たちの遠吠え』 負け犬、勝ち犬というカテゴリーの表現や考え方が、 一種の社会現象になっていますが、 改めて、こういう形で言語化されているのが 面白く、ついている視点が非常に鋭く刺している辺りが、 私には良かったです・・・。 私は20代後半ですが、 間違いなく、負け犬予備軍でしょう・・・。 しかし、読んでいるうちに、 負け犬でも勝ち犬でもないカテゴリーに 自分はいるのではという感があります。 是非、この中間層について、 次回作で言及して欲しいですね・・・。 それは、どちらでも当てはまるケースが 多かったからです。。。。 きっと、F2層に入った年齢になれば、 間違いなく、負け犬の感覚、行動になるのでしょうかね? この本で、負け犬と称されているカテゴリーを、 「30代女性、独身、子供なし」ということになっていますが、 非常に、女性の心理を上手くついた本だと改めて思いました。 特に女性は男性に比べると、 必ず勝ち、負けを大なり小なり気にして 知らない間に生きているのではないでしょうか? 小さい時から考えてもたくさん 比較対象していたと気付かされます。 小学生ぐらいの時に良く耳にした会話をあげると、 ・○○ちゃんのお父さんはどこで働いているとか、 ・○○ちゃんの方より成績が良いとか悪いとか、 ・○○ちゃんのお母さんは美人だとか、 ・○○ちゃんはどこの学校、塾、習い事に行ったとか、 ・○○ちゃんが習いものをしているから、自分もしたいとか、 ・○○ちゃんより運動ができるとかできない、 ・○○ちゃんよりモテルとかモテないなど・・・。 大人になってから、 特に結婚前後辺りのGirls Talkをあげると、 主に、彼氏又は旦那比較大会なのでは?? ・○○ちゃんの彼(旦那)はスタイルよくて、カッコいいとか、 ・○○ちゃんの彼(旦那)の高学歴、職業自慢大会とか、 ・合コンで一番モテたとかというたぐいの話とか、 ・結婚まじかの人は、結婚式自慢大会とか、 ・新婚生活、奥様きどり話とか、 常に誰かと比較して、 自分が人よりこんなに幸せという事を感じ取ることで、 幸せ感を味わったり、安心したり・・・。 皆こころの中で思っていても、 決して口には出したことはないけど、 この本では、上手くその辺を表現していました。 それが、「負け犬」「勝ち犬」なのでしょう・・・。 このように、負け犬、勝ち犬とカテゴリー化しているけど、 その中でも、勝ち犬は勝ち犬社会のなかで、 女性ならではの競争をしており、 そのスパイラルなサイクルからなかなか抜け出せないということ。 その辺の価値観をしっかり持たなくてはということを 考えされてくれる本だったと思います。 表現が辛口だけに、社会現象になっていますが、 辛口表現が大好きな私には、 とってもしっくりしました。 マーケティング的は、 負け犬と称されたカテゴリーの人たちへの ビジネスが今後面白くなるのではと、 予感しています、、、。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.03.22 15:51:28
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