競馬登龍門

2005年4月21日（木） 10時57分
レースパイロット 樫切符頂くワ（デイリースポーツ）


坂路で併せてしっかり反応。体態勢が整ったレースパイロット


　オークス切符はいただく。キングカメハメハの妹レースパイロットが、栗東坂路で行われた
「フローラＳ・Ｇ２」（２４日・東京）最終調整では順調ぶりをアピールした。
兄が活躍した府中で能力を発揮する。

ディアデラノビアはコンビを組む武豊を背に、ＣＷコースで軽快な動き。桜花賞には惜しくも
出走できなかったが、その無念をここで一気に晴らす。

　ハードでもなく、軽めでもなく。レースパイロットが坂路でブラックコンドル（５歳ＯＰ）と併せた。
　テンはゆったりと入り、びっしりと馬体を並べて駆け上がる。徐々にピッチを上げ、
最後まで一歩も譲らない。しまいもしっかりと反応。そのまま同時にフィニッシュを決めた。
「やりすぎるとオークスにお釣りが残らない。だからといって権利が取れなくなるのもね」と
松田国師。先を見据えての調整を施したが、戦う態勢は整っている。

　目標のオークスへ向けて、陣営は早くから青写真を描いてきた。
「当初からフローラＳは路線上にあった」。デビューから３戦を消化。
ひ弱なタイプだけに、きっちりと狙いを定めてレースを使ってきた。前走のミモザ賞。
中間は坂路で１５―１５を丹念に行い、直前は馬なりでの調整。先々を考慮してのものだった。

　そして今回はＯＰ牡馬との併せ馬。
「重賞なのである程度の馬と併せて、これくらいの競馬をしますよと教えておかないと。
ここまでは理にかなった調教ができていると思うし、順調にきている」と満足そうにうなずいた。
以前に比べてカイバも食べるようになり、体質もしっかりとしてきている。

　前走で長距離輸送はクリアした。残るは初の東京コースへの対応だが、「キングカメハメハの
下で、体形的に手脚が長い。しまいは頑張ってくれるので、中山よりはいいと思う」と
むしろ歓迎する。血統的にデビューから注目を集めていた。
「ファンの多い馬ですからね。ここは決めてもらいたい」とトレーナーも気合が入る。
大目標の前に取りこぼしは許されない。兄がＧ１２勝を挙げた舞台で、妹が大きくはばたく。

[ 4月21日 10時57分 更新 ]


今年の牝馬路線でレベルの高かったレースは重賞を除けば、エルフィンＳが１番だと思います。
キャリア１戦にも関わらず強豪相手に１番人気を奪取したレースパイロットの今後の活躍が
楽しみです。勿論フローラＳの私の本命馬です！

エルフィンＳ	馬名	人気	その後の成績
１着	エアメサイア	２番人気	フィリーズＲ３着／桜花賞４着
２着	ジェダイト	５番人気	フィリーズＲ５着／忘れな草Ｓ１着
３着	レースパイロット	１番人気	ミモザ賞１着／フローラＳ？着
４着	アドマイヤメガミ	４番人気	チューリップ賞２着
６着	デアリングハート	３番人気	フィリーズＲ２着／桜花賞３着

【人気blogランキング】１日１回ワンクリックお願い致します！！