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2006年06月08日
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カテゴリ:工房のご紹介
6月8日 曇り 気温18・9℃ 湿度72%


  福井県若狭町には、初代館長を梅原猛がつとめた(今は誰?)若狭三方縄文博物館があるのです。

  三方五湖のような、海とつながる湖は(青森の十三湖や小川原湖など)地図を見ているだけで何故か血が騒ぐ。やはり前世はカッパでしょうか?どきどきハート

  この辺り、縄文の頃は、山もあり水辺があり、外洋から守られた入り江もあって、とても住みやすい場所だったようです。
  周辺には沢山の縄文遺跡があり、低層湿地な為に普通ではなかなか出土しない木の丸木舟など、当時の生活をしのばせる面白い出土品が沢山あります。

  で、漆につながるのよ。
  鳥浜貝塚からは、朱の漆の櫛やお盆が出土している。
  縄文人は、朱の櫛をして丸木舟に乗り漁をしていた???あっかんべー

  6,000年前の朱の櫛は基本的には今の漆の技術と変わらないらしい。
  漆の職人がいたのかな。

  そういえば、榛名山の東麓の新東村では耳飾りの工房があったらしく沢山出土していて、その中に漆塗りのものもありました。確か、直径4センチ位の耳たぶに穴を開けて嵌める式のピアス。年代は覚えていないけれど。耳飾り館という小さい博物館があります。

  漆は古代から人の生活の近くにあったのね。
  いろんな工芸の中でも、工程が沢山あって陶芸などと較べると出来上がるまでにとても手がかかる気がするのだけど、昔の人ってすごいなぁ。
  中国でも6,000年位前の漆のものが出土しているとか。。。

  この縄文博物館は規模はそれほど大きくありませんけど、展示が意欲的で見ていて面白い。
  三方五湖の展望台へ行くと、ボタンを押したら五木ひろしの歌が流れる記念碑があるそうですけど、そこも良いけど、この博物館も是非。
  近くには、人里離れたところに原発もあるし、人の行かない海中公園も。小浜から京都までの鯖街道も面白いし、北前船の敦賀のおぼろ昆布。 なかなか魅力的な場所。


  写真は、テーブルの仕上げに漆を塗る新保さん。
  塗って研いでを繰り返します。
  漆の乾燥は温度と湿度が必要で、水分が蒸発するのではなく、むしろ化学変化で固まるらしい。
  本職の漆芸では管理された室に入れるようですが、ここではそういうものはないしテーブルでは室にも入らないので、温度と湿度が上がるこれからが作業の時期です。

  
  

  





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最終更新日  2006年06月08日 20時01分58秒
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