テーマ:暮らしを楽しむ(383606)
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12月5日 曇りのち雨
さてと、菌ちゃんたちの食べ物というのは、物質を分解して栄養を吸収するのです。 三つの主な働きがあって、 1:共生 2:腐生 3:寄生 ってね。 共生は さまざまな形があるらしく、ほとんどの陸上の植物は根の所で菌根菌と共生して土中のミネラルや栄養を根っこにあげる代わりに、植物から糖分などをもらっているらしい。 マツタケなんか有名だけど、植物は植物だけ、キノコや他の菌だけで生きてるんじゃなくて互いに関係を持って生きてるのが面白い。 その上、植物は菌を通じて土の中で他の植物ともコミュニケーションをとってるかも知れないって。いやいやすごいなー。 腐生 落ち葉や倒木、動物の遺体などを分解して、二酸化炭素・窒素酸化物・りん酸などを土に供給します。すると、フカフカの豊かな土壌になるわけ。菌類がいないと、植物や動物の遺骸だらけで、困ったことになりまする。栄養に戻って、また摂取されるというサイクルをになっているのね。 椎茸などのキノコの栽培は、この菌を木に植えつけて、菌をまわらせ分解されていく時に出るキノコを利用する訳。キノコは、キノコにとって花や実の部分なので、菌の本体はむしろ木の中にいる菌糸の方なのです。 椎茸は腐生菌。マツタケは別の形で木と共生している菌なので栽培は難しいのではなかろうか? 寄生 というのは、植物や動物について一方的に栄養なんかを搾取します。とり付いて枯れさせちゃったりします。悪者です。 んでも、全体的な目でみると、増えすぎたりするのに歯止めをかけたり、弱った固体を淘汰するという役目も持っているのじゃ。共生してるつもりだったのが、木の方が何かの理由で弱るといつの間にか寄生になったりして、複雑ですぅ。 共同生活してるつもりが、いつの間にか何故か偉そうにしてる居候になってたりして。。 ここまで読んだ? 解ってないのに書いたアタシも偉いけど、読んだアナタも偉いわー。 はいはい、ほとんどはこのガイドブックからの受け売りだわ。 表紙が五ミリくらいの厚さがあって、本文は50ページ位です。 千円もするのよ。 でも、写真も一杯あって、良く説明してあるので、これを読むと菌に対するイメージが出来上がるので○です。 沢山難しい事書いてあったって、オバちゃんは読まないからね。 せっかく来たんだから、展示も見なくちゃね。 最初に、太古の菌の話。菌類が誕生したのは10おくねんいじょう前って何年前? 植物が陸上に進出してまだ背の低いものだった時に、9メートルもあるすりこ木みたいな菌類が生えてたらしい。珪化木と言われる物の中にはこういうものもあるとかって。。 中にキノコが閉じ込められている琥珀。虫はいらないけどキノコはちょっと欲しいかな。 今回の展示には、ダンボールが使われていました。 あとで、企画・監修された細谷さんという研究員の方のレクチャーがあったのですが。 ダンボールだと安価で加工がしやすく、曲面がだせるので面白い展示になりました。って、おっしゃってました。 5年ほど前に、松本市立美術館の展示にダンボールを使ったのを見たことがあって、ダンボールは何層かにすると強度が出るのです。 館内はむんむんで、若い子があらぬ所をぱちぱちケータイで撮っているので、何かと思ったら、石川氏がいろんな所にもやしもんの菌たちを落書きしてあるのでした。 落書きしちゃ駄目よ!とかって、 冬虫夏草。 キノコの不思議感の最たる物。 どーしてキノコが好きなのかなー。 それはーー、 アタシが世界だと思っている埒外でしっかり密かに生きていて、突然ニョキニョキって生えてくるからかな。 形も変。フワフワのはんぺんみたいだったのが、いつのまにか胞子が出来ていて、ぶわ~っと吐き出したりして。 ニンゲンの生活にも密接な関係があります。 種麹を作っている所。 この間、日暮れ時に行って看板の写真だけ撮ってきた。秋田今野商店でした。 「もやしもん」好きの人たちが沢山来て、上野の森で醸されて、菌類好きになるといいなー。 はあー、良かった。面白かった。。 って、気になる変形菌・粘菌・乳酸菌・納豆菌がまだだろう。 大変御迷惑をおかけいたしまするが、あしたもまた続くのだ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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