はるな工房から

[アバウトMのリフォーム噺] カテゴリの記事

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• 珪藻土の話５　自分で壁をリフォーム

  ３月１日　雨　気温８．９℃　湿度５１％　　では、汚くなっても良いかっこうで珪藻土を塗りまーす。　　溶いておいた珪藻土を持ちやすい容器に小分けします。ローラーには専用のトレーで均一に含むようにコロコロしながら塗ります。　　ローラーで塗る時は際は塗りにくいので先に刷毛かヘラで塗ってから全体をローラーで塗っていくと早い。　　　　ヘラで塗る時は、フラットな感じか少しコテ跡のついた出来上がりに。上から下へ。だったと思うけど。大きなコテ跡はプロバンス風なんてカッコ良くて簡単ですが、後でホコリが乗ってしまうので気になる方は避けたほうが。　　一度塗って乾いたら、二度目。天気や湿度によって時間は違いますが、割合早く乾きます。最低でも二回は塗った方がよいでしょう。　　マスキングテープを剥がすタイミング。　　ある程度表面が乾いた生乾きくらいの所で剥がして行きます。乾ききってしまうと、塗った珪藻土まで一緒に剥がれてしまうことがあるのでご用心。　　養生の覆いや、シート類を片付け。器具類を洗ったら。終了～～～。　　きれいになりました。　　売っている珪藻土は、色が薄いので濃い色にしたい時は塗料の売り場にある顔料を混ぜると好みの濃さに出来ます。その場合は混ぜる比率を覚えておいてください。細い藁や、薄いものなら中に塗りこめて模様を作ることも出来ます。　　ハー、終った終った。　　関係ない話。きのうとうとうワタクシの乗っている車が１０万キロになりました。７月で丸５年。記念に１０００００のメーターを写真に撮ろうと思ってた。あと５キロの所までは判っていたのにぃ。ラジオを聞いてアハアハ笑ってふと見たら、１００００２キロになってた。残念！というかなんというか。

  2006年03月01日

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• 珪藻土の話５　自分で壁をリフォーム

  ２月２７日　気温１０．４℃　湿度４５％　　本作業の下準備。養生をして行きます。全部の作業の中で一番重要と言ってよいと思いますが・・・。木工科の真木センセイに良く言われました。「段取り七分」って。きちんとこれがしてあれば作業も滑らかで出来上がりもきれい。だんどりの段階で作業は七割方終ったようなものだ。良い職人の条件。という意味であります。はーいセンセイ相変わらず駄目でーす。　　ではマスキングから。塗装の縁がきれいに一直線になるように、多少はみ出ても良いように周りにテープを貼って行きます。例えば壁の周りが柱なら、柱の部分に塗装面から３ミリ程離してぐるっと貼って行きます。窓なども幕つきのテープで被ってしまいます。はみ出たり、たらしたりを気にしながらでは作業は早くきれいには出来ません。　　３段位の脚立を使っての作業になります。そんな高さでも落ちたら大怪我をする事がありますので、気をつけて。　　床なども新聞紙やシートを敷いておきます。　　次は、漆喰を溶いて隙間や割れ目を塞いでゆきます。プラスチックのヘラが使いやすい。少し大きい隙間は漆喰だけで埋めようとするとどんどん中へはいって行くので、あらかじめ新聞紙などである程度塞いでおいたほうが良いかもしれません。壁の面と同じ高さになるように押し付けるように入れてゆきます。石膏ボードの小さな割れなども意外と目立つので埋めます。ネジの頭も錆が浮いてこないように被せます。漆喰は固まりますので使う分だけ溶きます。　　漆喰が乾いたら、必要な場合はシーラーを塗ります。下地が古い壁などの場合はアク止めに三回位塗っておいたほうが。　　以上で準備は完了です。字で書くと短いけれど、一番時間がかかる作業です。乾く時間もありますから。　　さて次は、いよいよ珪藻土を塗ります。明日塗ろうという時は、前の日に使う分の珪藻土は溶いておいたほうが楽です。手で混ぜるとどうしてもダマができてしまうのですが（塗る時にとても邪魔）時間がたつと全体がなじんで滑らかになります。今日はここまで。　　写真は薪。多分３種類くらいの木。真ん中（芯材）が黒っぽいのはエンジュ。マメ科で葉っぱはちょっとニセアカシアに似ています。北海道みやげの木彫りで焦げ茶の所と木の白い所（辺材）をうまく生かして彫ってある熊やふくろうを見たことあります？あれがエンジュです。割るときれいな茶色が出てくるので、ケチなワタクシはなんだかもったいなくて除けてしまいます。積んでおいても仕方ないんだけど。　　あしたは何人かで、味噌を仕込む予定。大豆を水でふやかしてあります。では。　　　　　　　　

  2006年02月27日

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• 珪藻土の話４　自分で壁をリフォーム

  ２月２６日　雨　気温８．５℃　湿度５６％　　ちょいと留守にしておりました。東京ドーム（初めて行った）で開かれている世界の蘭展なんぞ行ったりして。　　突然ですが、真室川音頭ってご存知？　　ワタシャ～真室川ぁの梅ぇのぉ花～　　あなたま～たこの街ぃのう～ぐ～い～すよ～　　花の咲くのをぉ～待ちかぁあねてぇ～　蕾～の内からぁ通てぇえ来る　っていうの。今日のテーマソング。朝ラジオから流れてきた。　　では、この歌に乗りましてお休みしていた珪藻土の壁塗りを進めていくことにします。　　いよいよ実際に塗る準備の段階になります。養生（本作業の下準備や、乾くのを待っていると言った準備の段階のことかな）といいます。　　本日は必要な道具、材料。　　用意するもの　　珪藻土　　塗る面積に応じた量。　　シーラー　直接下地に塗れると書いてある物には必要ありませんが、下地が古い木の板、土壁などの場合はアクが強いので下地に塗った方が無難です。水性がオススメ。刷毛で塗ります。　　漆喰　割れ目や隙間を埋める、ネジの頭に塗る。沢山はいりません。　　マスキング用のテープ　紙のものより手で切れるビニール製が作業性が良い。他にこのテープに薄いポリエチレンがたたんであるテープもあります。たたんである部分を広げて窓などのたれたら困る部分を被います。新聞やガムテープでも代用できますが、作業性がとても悪くなるので専用の物を使った方がずっと楽です。そういう材料をあまりケチらない（経験者）。　　塗装用の刷毛、ローラー、コテ、プラスチックのヘラ等　　ローラーは少しデコボコした出来上がり、コテは意外と使いづらい。私はヘラが一番楽でしたが大勢で塗る場合などはローラーが良いかもしれません。　　珪藻土を溶く容器　一度に広い面積を塗るときはセメント用の小さな舟、日数をかけて順次塗っていく場合はバケツで充分かと思います。　　かき回す、こねる物　プロ用には大型の電動ミキサーがありますが、少量ならお玉でも泡だて器でも　　その他　床の上に敷いておくシート、新聞紙。こねる時に粉が飛ぶのでマスク。ゴム手袋。など。　　　そして、気合。　　鼻歌歌って道具がそろったら、次回はマスキングテープを貼るなどの作業の始まり。　　きのうは暖かい日で外へテーブルと椅子を持ち出して、木工科の同級生の女性が何人か遊びに来てくれたので、連れてきた子供を遊ばせながら庭でお茶してました。気持ち良かった。　　今日は雨。生垣の向こうの木立は梅ですが、まだまだ鶯は鳴きません。　　　　

  2006年02月26日

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• 珪藻土の話休憩　自分で壁をリフォーム

  ２月２０日　雨　気温７．４℃　湿度５０％　　正月以来寒くて水も触るのヤダって、でも少し暖かくなってきたのでちょっとだけ真面目にお掃除をば致しました。　　阿部さん指に軽い怪我をして（木工ではないの）お休みだったのが、今日から復帰で軽くてヨカッタねーっていってたら、右手の親指切ってしまいました。ガラスの割れたの片付けていたら。　　ちょっと、痛いので今日は休憩。　　写真は３年前くらいの玄関入った壁の状態。６０年経つとこうなるのよね。家の中とても暗い感じでした。たっているのは、木工科の同級生の美可ちゃん。隣が彼女の作品、何故か鉄製のライト。一番最初の工房展かな。　　一日雨。夕方ぼんやり眺めていたら、雪に変わりました。

  2006年02月20日

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• 珪藻土の話３　自分で壁をリフォーム

  ２月１９日　曇り時々晴れ　気温８・３℃　湿度４６％　　前回の他の素材をふまえて、珪藻土のはなし。　　　　珪藻土のウリの文句は、調湿性がある、匂いや有害物質を吸着する、自然素材。とかとか。　　珪藻土そのものは自然の素材ですけど、（１）のコメントでじょんのびさんが指摘されているように、そのものでは固まらないので製品になっているものは糊などが配合されています。最近は下地剤（シーラー＝下地のアクをとめる、塗料をなじみやすくする等の目的で塗ります。）もいらないというものも。　　実際塗ってみて、たとえ５～６回（これは失敗の例、本来は２～３回で充分。シーラーが薄すぎて古い土壁のアクが浮き出て、結果またシーラーを塗っては珪藻土という事を泣きながら繰り返したため）塗っても厚みは３～４ミリ程度、去年は６月から１０月頃まで湿度が高く推移しましたが、ギャラリーの中はほとんどが珪藻土の壁ですけど、あまり効果を感じられませんでした。もっともここは天気の良い日は窓や戸を開け放していますので、普通の密閉性の良い住宅なら効果あるかもしれません。　　でも、他の素材と較べて扱い易いのは確かで、粉を練ってしまっても蓋をしておけば大丈夫。ホームセンターに勤めている友人の言葉では半年位は、って言ってました。　　下地を選ばない。ギャラリーも一見すると珪藻土の壁ですが、石膏ボード、コンパネ、土壁、ベニヤなどいろんな下地が隠れています。針葉樹の構造材は駄目みたい。塗っちゃったけど、今のところ何ともありませんが大工の中村さんに言われました。あまりオススメしませんが壁紙の上に直接塗れるなんていう製品もあります。　　水溶性で洗い落としたり、ふき取ったりが楽。　　汚い格好をして、壁を塗ったりするのが大好きなわたしには楽しい作業でした。　　次回は、下準備をして塗るところまで行けるなあ。　　写真は、大黒柱。ケヤキです。　　でもねー。ナンチャッテなの。一階で終ってるから。実はその隣の半分位のケヤキの柱が屋根の下に通っている太い松の梁まで届いています。ミエはったのか、戦時中だったので手に入らなかったのか？

  2006年02月19日

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• 珪藻土の話２　自分で壁をリフォーム

  ２月１８日　晴れ　気温８．１℃　湿度４４％　　今日はちょっと私がやってみたことのある壁の内装の素材の話。　　ほとんどが大きめのホームセンターへ行けば手に入れることが出来ます。他に必要なものは、マスキング用のテープ・ハケ・こて・シーラーなどがありますけど、珪藻土の場合と重複するものが多いので説明は塗る時の話の時に。　　〈壁紙〉　　価格にとても巾があり。、天然素材で出来ているものはかなり単価が高い。　　一番安いものだと、１メーター３００円位から。模様が大きいと柄あわせが大変なので、シンプルでデコボコもあまり大きくないものが貼りやすい。　　糊のついてないものを買い、アセトアルデヒドの入っていない糊を買って水で薄めて使います。糊には砂壁の上に直接貼れる、下地剤の入ったものも。　　売り場においてある説明書を読めば、思うよりは簡単に貼れます。（かな？）　　糊を濃くしない。　　養生の時間をきちんと取る。　　カッターの刃をケチらずにどんどん新しくする。　　辺りがコツかな。　　欠点は、安いものは燃えると多分有毒ガスが出る？廃棄物にもなるし。脚立の乗り降りが多いし、畳一畳位の面積を一度で貼るので一人だととても効率が悪いです。表面についた糊は乾かないうちに良くふき取ること。　　〈ペンキ〉　　居室の内装にはあまり使いませんが、洗面所や浴室など。水性がオススメ。隙間を埋め、ネジの頭などはなじみの良い素材で被せます。ペンキをはじく素材だとペンキがうまく乗りません。ローラーが便利できれいかな。　　〈ジョリパット〉製品名？　　アクリル系の塗料で、漆喰壁風に仕上がります。同様に仕上がるものがホームセンターで売っていますが、価格が高いので広い面積を塗る場合は塗装材料屋さんで取り寄せた方が。１８リットルで９０００円弱だったかと。水性。外壁もOK。色も沢山あります。ローラー・こて・プラスチックのヘラ等で塗ります。自分の好きな模様に出来ます。下地として一応シーラーを塗りました。　　アクリル系なのであとから有機溶剤がずーっと部屋の中に溶け出すということはないような気がしますが、どうでしょう。一回の作業で使い切れなくても良く蓋をしておけばしばらくは大丈夫です。下地の素材をあまり選びません。　　欠点は、ペンキもそうですが水性とはいいながら乾いてしまうと固まってとても落としにくい。　　〈漆喰〉　　基本的に、白なので色を付けたいときはそれようの色粉を、練る時にまず漆喰と均一に混ぜてから水をいれます。乾くと色が薄くなるので様子をみて。値段は珪藻土より安い。　　友人宅のリフォームを手伝ったのですが、砂壁を落とし直接漆喰を塗りました。４年近く経ちましたが別に問題ないとのこと。　　こて跡のついた仕上がりが良いとのことで、４人でやってちょっとづつ模様が違うのはご愛嬌。　　ただ、下地の素材を考えないといけないのかその辺は不明。　　気をつける事は、それ自体で固まってしまうのでその時の作業で使う分だけ溶く事。道具を洗ったりするのは割りと楽です。　　まあ、こんな所かな。詳しいことやコツを知っていたらコメントお願いします。珪藻土の扱いや、塗ってみての感想はまた今度。　　農協の直売所で買ったふきのとう。ハウスのものではないと思うけど。工房の周りはまだまだです。てんぷらかな。　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2006年02月18日

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• 珪藻土の話１

  ２月１３日　晴れ　気温８．６℃　湿度３７％　　ギャラリーのリフォームの作業の中で一番時間がかかったのが壁塗りでした。築６０年をこえるボロ屋の壁は全部土壁の上に漆喰という昔ながらの造り。所々落ちていたり、壁ごと落ちてきそうな所は柱や梁に木を渡して止めてあったり。６０年の歴史は壁の色も変色させて、暗い生活。とにかく壁だけでもきれいになればもう少し何とか。　　本当は元々の土壁でリフォームするのが良いけど。土壁というのは粘土っぽい土に切った藁を混ぜてどうやら発酵させる？粘性を増すため？まあ、そこまでできても竹の芯材を編んで施工することを思うと、ちょっと自信がない。　　昨今は土壁塗り教室なるものもあって、でも群馬ではないみたいだし。　　前のお宅は左官屋さんなので、伺ってみると土間の落ちそうな３枚だけ壁を作り直して後は補修して漆喰を塗るので１００万円位とのこと。だって、土間だけではまだ壁は何倍もあるのに。　　それに最近はそういう注文はないので、材料は全部出来合いのものを業者から買ってくるとのこと。おじさんもめんどうなのであまりやりたくなさそう。　　あー、駄目だ、却下。残念。　　で、今はやりの調湿効果、匂いやシックハウスの原因物質を吸着。水性で塗りやすい。いいことずくめらしい、珪藻土をためしてみることに。　　珪藻土って何だ？　　どうも今一つ原材料がわからないけれど、多分石灰質なのは漆喰と同じで貝や何かの堆積物からか、ホタテの貝などから作るかなので多孔質なのでいろんな物を吸着するのではないかなって、勝手に思っている。　　日本人形の顔の白い色、胡粉で塗りますが。　　以前だるま屋さんに見学に行った折、沢山積んであったので、これは何から出来ているのかと聞いてみたら。貝殻などの海の堆積物で千葉県に工場があると教えられました。多分、珪藻土と似たようなものではないかと思っています。　　あー、長くなるので次回に多分続く。あしたかなあさってかな。

  2006年02月13日

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• ごめんね、トイレの写真付きなの

  １１月１４日　曇りだった気がする　気温１４.１℃　湿度５７％　　　　トイレのリフォーム噺。もうだいぶ前なので忘れているけれど。　　ここは、元々は北側の壁は波板のトタン。屋根もトタンで、使わなくなった簡単なカマドと羽釜が転がって物置のようになり、半分屋外のような感じでした。ココン家、始めトイレは外の牛小屋の隣でした。このあたりの農家はそういう作り。距離１０メートル。ボットン。昼も、夜も、恐い。　　友人が喫茶店を始める時、大谷石の蔵を破格の安さで借りたのは良いけれど、飲食店の営業の為にトイレを新設すると営業面積に比例した浄化槽を使わなければならない。それだけで６００万円かかったと泣いていた。　　もしこのボロ母屋を、将来ギャラリーにするとしてもトイレはいるでしょう。おが屑が出るのだからバイオトイレにしたら？という話もあったけど、もしも、もしも、ちょっとお茶なんか出すスペースにしようとしたら、お客用のトイレはバイオでは許可は出ないのではないか？　　それよりなにより、毎日牛小屋便所に入るのはさすがの私も気が思い。外のほうがずっとマシ。前の持ち主の清おじいさんに聞いたら、築６０ねん以上の家よりまだ古い。築１００年かぁ！おじいさんが書いたのだろうけど、危険　使用禁止と扉の板戸にチョークで書いてある。　　　トイレだけは、先になんとかしなくちゃ。　　方位のことなのか、こういう家に屋内のトイレを作る時は西南の角と決まりごとがあるらしく、そこにしたらという話も聞いたし、見もしたけれど狭くなってしまうのと浄化槽から遠くなってしまうので、入口はいった突き当たりの今の場所に決定。良かったですね、手洗いのスペースが必要でしたから。　　そこで頼みの、中村大工登場。　　ワタシは頼みでも、中村さんにとっては全然お金にならない、面倒くさい仕事。　　右手に小窓あり。そのサッシも、扉も中村さんにもらったし。　　　　中村さんはエライ人で、もったいながりだから、自分が頼まれた新築の家に古屋があると、使えそうなサッシなどきちんと枠をはずして、自分の作業場にストックしてあったりします。他の解体屋に聞いたら、サッシの枠をはずすのは手間なので、作業の効率が悪くなるから普通はしない。って。　　そんな材料だけで、奥さんの開いているヨガの道場を一人で作ってしまいました。　　私の注文。　　クロスと腰板は自分で貼るので、床だけはって、後はコンパネの下地をお願いします。北側で寒いので、中に断熱材を入れて。すみません。　　屋根の垂木が角材ではなく、杉の細い丸太をそのまま使っているので天井をはるのにフラットにならないので苦労されていました。　　あー、今日はクロスを貼る話をしょうと思っていたのに。　　違う所へ来てしまった。　　違うとこついでに、　今欲しいもの。　　１、蛸のモチーフのバングル（腕輪）　　　　巾３０ミリ位の、シルバーの。蛸です。けっこうリアルで吸盤までちゃんとある。　　　　もうすこししたら、ここにお目見えの、鋳・彫金をされている平島鉄也さんの作品。欲しいよー。もうすぐ誕生日だよ。間に合わないよー。　　　　でも、どういう時にしてよいかワカラナイノ。　　２、バイオトイレ　　　　小規模のバイオトイレ、必ず電気がいるようです。それなら、ボットン便所－肥溜めの方が、合理的ではないかとも思うけど（現在は人糞の肥料は農業には使ってはいけないことになっているのだそう。伝染病などの関係で）。　　　　水分と固形分のバランスで、うまく分解させるためには攪拌が必要らしい。　　　　で、太陽電池と風力発電をトイレに、併設したら？　　　　でも、どう考えても肥溜めの方が合理的な気がする。　　　　あー、またわからなくなって来た。　　　　クロスの話は、またの機会に。　　　　　　　　　　　　　

  2005年11月14日

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• 洗面所の扉　by阿部

  １０月２８日　晴れ　気温１８.９℃　湿度６３％ 入口を入って、正面の扉。洗面所との仕切りです。　　保健所の決まりだと、トイレ、洗面所と営業スペースは仕切りの扉がないと、あきまへん。　　飲食店の開業に伴っての造作は、普通は訳のわかっている業者の人が書いた図面を保健所にもっていくのだけど。　　そのようなお金はありまへんので、どこをどう改造したらよいのか。とりあえず、方眼紙にえんぴつで現在の簡単な図をかき、ポイントになりそうな所を写真に撮り相談に行った。　　で、扉作らなきゃ。という話に。　　横にスライド式。扉の下に戸車が２個入り、レールの上を、えー、レールってタイルにどうやって固定するの？　　大工の中村さんに聞いたら、今は便利なものがありますね。４センチ巾位の金属のレールがあって、車は真ん中のV型の溝を走る。そして、レールの固定は建築用の超強力両面テープ。すごい。　　扉、阿部作。　　ＳＰＦ（輸入物の針葉樹材）で枠を作り、木部はミズナラ。黒い部分は、マットな黒とのご指定で、私が柿渋に黒い顔料を入れて塗り、ガラスはここの家のいらない、昭和４０年頃の模様の入った曇りガラスを使いました。　 ガラス切りの話　　先端が人工ダイヤの物より、頭に灯油をいれて滑らせるロータリーカッターが便利。　　ホームセンターのガラス切り係りのおじさんが、使っているのをスゴーイ言うと、端材の厚さ５ミリ位のガラスで実演してくれた。　 シロウトでも２，３ミリなら２回程の練習で、かなり正確に切れます。　　裏は色が逆で、亜鉛トタンをつや消しの黒のラッカーで着色。丸い頭の木ねじを黒くしたものでとめてあり、取っ手の周りがミズナラ。　　回りの雰囲気と合っていて、しかもカッコイイですねー。上出来。　　上の明り取り　　　　これもいらない古い戸のガラスが、レトロな感じの、たて筋の入ったものだったので、これを使おう、となり阿部作。ガラスだけ使うのかと思ったら、古い格子もそのままで、センスイイですねー。ライトも点くようになっている。　　天井　　元々は下に炉があり、天井はすのこが張ってあり、乾燥させたいものを２階に広げたとか。　　初めて見たときは、コンパネが張ってあった。水色。前の持ち主の清さんが自分が一人で張ったと自慢していた。　　コンパネ一枚だと恐くて歩けないので、張り替え。　　幅広の杉野地板。無塗装。なかなかスリルのある作業でした。野地板の上からもう一枚コンパネ。コンパネは一人で張ったので、暑い季節にホコリだらけで下は見えるし、発狂寸前。　　そんな、とこかな。　　右下の、格子の明かりは、コタツのやぐら。　　干し柿は今の所、順調に推移。　　去年は今頃はもうカビが生えて、失敗。　　いろんな虫がやってきて、大スズメ蜂が、陶然とかじっているのを見て、アンタにあげる為に作ったんじゃないのにと思っていた。　　　　

  2005年10月28日

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• アバウトMのリフォーム噺　その１

  １０月１０日　雨　気温１９.０℃　湿度７８％　　新保さんに、アバウトMってリングネーム、どうよ？と尋ねると、「いいんじゃない。」という返事。　　そのアバウトな私が、いろんな人の力添えをいただきながら、アバウトなやっつけ仕事的なリフォームをやりました。というお話をすこしづつ。相手が築６０余年という、土壁も落ちそうな、言ってみればボロイ家なので何をどうしようが前よりはマシ、そこは着手するのに何のためらいもないという意味では普通の家とは少し心持ちが違うかもしれません。木工の機械もあるし。でも、もし何かのお役に立つかもしれないという気持ちも抱きつつ。　　今日は手始めに、洗面所など。下地は、大工の中村さんにお願いして、天井、壁、床、すべてコンパネ。母屋に後付けで掛けたトタンの屋根で、雨が降ると音がうるさかったのもあり天井を張ってもらいました。下は、土間から少し高くするので、天井の高さを確保するのに苦労されていました。コンセントと、照明の分の配線を中に入れて、下地の完成。　　いよいよ出番。壁は珪藻土。ギャラリーの壁は、ほとんど珪藻土で塗り替え、一部にジョリパッドという樹脂のものを使いました。珪藻土の壁塗りの詳しい事は、別の機会にして今日は簡単に。使った珪藻土は、下地の処理がいらないというどこのホームセンターでも良く見る箱入りのものです。薄い色のものが多いので、強めの黄色が欲しかったため、色を出すための粉状の顔料を混ぜました。乾くと白っぽくなるので、試し塗り。少しデコボコな感じということで、大川さんにいただいた稲ワラを短く気って混ぜてみる。ストロー状のワラは太いと直径が５ミリほどはあるので塗りこめるのが大変で、４分の１程度に裂いてからの方が良かったかもしれない。ホームセンターでも混ぜる素材売っています。　　洗面台。最近はやりの陶器の丸いシンクはカッコ良いけれど、周りに水がはねて実用てきでない気がして却下。付いているのは、長方形の理科室用のシンクTOTOだったと思います。ホームセンターで頼んでも水道やさんに頼んでも変わらないとのこと。パイプと蛇口、シンクのセット４万５０００円位。　　腰板。普通の腰板はそれ様にきちんと寸法が揃い隣どうしがきちんとはめ込めるようにできているのですが、ここで使っているのはほとんど野地板という杉の材。表面が粗くガサガサしているので、自動カンナをかけていくらか滑らかにしてあります。難点は、きちんと乾燥していないで濡れっぽいので、束をほどいて何日かおいてから使うのですが横方向のちぢみが大きくて隙間があいてしまう事です。塗装はオイルステイン系の黒っぽいこげ茶。　　床。一応水廻りようの、素材。つや消しの黒に近いグレーのタイル。一個は４０ミリほどですが３００ミリ角で紙がはってあり一枚になっています。コレをネバットとという素敵な名前の接着剤で下地のコンパネに張ってゆき、乾いてから濡らして紙をはがします。そのうえからグレーのタイル用の目地材を水でといていれてゆきます。はみ出した所を雑巾で拭いて乾いたら出来上がり。目地は乾くと幾分痩せるのであまり深くふき取り過ぎない。　　照明。確かナショナルのカタログで、ホームセンターで定価の５割引きだったような。６０００円位かな。　　鏡。大きな面取りのある鏡が欲しかった。中国製だと安いのですが。大きさがあわないのと、もし銀色が剥がれて来ると困るのでTOTOのものになりました。壁から３センチ程離してつけてあります。　　壁塗りは、事前のマスキングが大切。そちらのほうが時間がかかりますが、タイルの方は、目地の幅が多少違っても、出来上がるとあまり気になりません。ふふふ、アバウトでも意外と大丈夫。でも、思っていた以上に目地材がひつようでした。　　ああ疲れた。今日はこれでおしまい。　　　　

  2005年10月10日

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