『 Harmony 』
こんにちは、海野です。今回は『第24回 ステンドグラス工房 かわもと 作品展』に出展された、インストラクターの作品を紹介します。制作したのは、大瀧 恵美子さん。富士山の近く、富士宮市から工房に通っています。土曜に午前・午後と通しで教室のlessonを受けるので、お昼の時にいつも自家製のおかずを差し入れてくれます。(ありがとうございます。いつも美味しく頂いています😋)そんな気配りが出来る、大瀧さん。長男夫婦の新居へのお祝いで作成したそうです。“このランプのようにいつまでも明るい家庭が築けるように!”と願いを込めて作りました。作品名 『 Harmony 』ガラスは計198ピース。ランプシェードの大半はドイツ・ランバーツ社のブルーのクラッケル(写真ではヒビ割れた線のように見えます)組み上げ部にアメリカ・ヤカゲニー社、スペクトラム社の物を使っています。また、ベベル(面取りしたクリアのガラス)を使用して、ブルー系でまとめたガラスのランプに良いアクセントとなっています。どうです?後ろの壁に光が良く飛んでいて、キレイですね😊そして土台になっている陶器のモザイクのベース。実はこれも自家製なんです😱大瀧さんは他にも趣味で陶芸をやっていて、自分でこのベースを作っちゃいました。以前訪れた伊東市城ヶ崎海岸にある『ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン』で観たティファニーのランプベースにお花柄で陶器のベースが使われているものがあり、“ 陶芸の技術でベースを作ろう! ”と思ったそうです。最近では、国内に良いベースが無いと聞きました。工房の先生方も骨董品屋を回ったり、アイアンの職人さんに注文したり、ベースを手に入れるのに苦労しています。何処かに眠ってないですかねぇ?大瀧さんの趣味が活かせて良かったですね。ステキ✨なベースです。作品については、『お手製のステンドグラスと陶器のランプのHarmony(調和)を感じて欲しいな』と話してくれました。大瀧さんはモザイクが好きなお嫁さんの事を考えて、ベースやシェードを作りましたが、デザインや形が決まるまでとても悩んだそうです。実際に作り始めると陶器のベースに2か月、ランプシェードに2か月が掛かりました。オリジナル作を生み出すのには、とても時間が掛かってしまうんです😢また作品展にはこんなオリジナル作も、大瀧さんは出展していました。檜の樽にガラスを組みランプにしちゃいました😱しかも、これが4つ目!2017年に秩父宮記念公園で開催された『かわもと工房 インストラクター作品展』に出展した際に、来場頂いたお客様から注文が入ったのが初めてで、2年で4つ😱今回はチューリップと蝶々のデザインですが、デザインはいつも違うものだそうです。凄い‼︎そして、こんなステキなパネルも。作品展は毎年9月に行われていますが、1年間に3点も大作を作ってしまうなんて...。驚きとともに、見習わなきゃ💦(自分は1点だけの出展でしたので😅)現在はこのパネルと同じデザインで、ガラスの色が違う(ブルー系)作品を制作中です。こちらも完成後は息子さん夫婦の御自宅に飾られるそうです。完成するのが楽しみですね😊発想力豊かな大瀧さんの作品は、工房のギャラリーでも観る事が出来ます。勿論、作品の注文も受けていますので、是非工房にお問い合わせ下さい🙇♂️ステンドグラス工房かわもとのホームページはこちらステンドグラス工房かわもとのネットショップはこちら