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テーマ:ステンドグラス(406)
カテゴリ:作品の紹介
こんにちは、海野です。
![]() 11月の終わりに静岡県中部を流れる大井川の上流にある紅葉の名所、“ 寸又峡 (すまたきょう) ”に出掛けました。 訪れた時期が遅く、既に紅葉は終わり頃... でも充分に紅葉を満喫して来ました。 ![]() ![]() 紅葉を見ていると思い出しました。 『 第24回 かわもと工房 作品展 』に出展されていました 鈴木 孝先生の『 床紅葉 (ゆかもみじ) 』 今回はこの作品を紹介します。 (1枚目の写真です) 孝先生は京都にある “ 瑠璃光院 ” の『 床紅葉 』の写真を見て、あまりの美しさに感動し、『 ステンドグラスで表現できないだろうか? 』と考えました。 構想から制作、作品の完成までに約1年掛かったそうです😱 ステンドグラスの作品はパネルにしても、ランプにしても、 【 構想 → デザイン → ピース作り → ガラス選び → ガラスカット → 削り合わせ → 組み立て 】 と多くの工程を踏みますので、制作にはかなりの時間が掛かってしまいます。 (かわもと工房のインストラクターの中にはやり始めたら止まらずに、1ヶ月程で完成させてしまう“ 猛者 ”もいますが😅) 時間をかけると作品に愛着が湧き、作者は作品を我が子のように思えるのではないでしょうか? 下の写真は実際の京都の瑠璃光院の『床紅葉』です。 (ネットからお借りしたので孝先生が見たものとは違うとは思いますが、参考に) ![]() 床に映った紅葉。 キレイに映っています。 素晴らしい! 作品展での孝先生のギャラリートークによると、 ![]() 作品に奥行きを持たせる構図を考えるのに、かなりの時間を費やしたそうです。 両端にガラスを重ね、障子を開けた時に見える風景にする事で作品に奥行きを持たせました。 そして実際に紅葉を床に映してみて、鏡に映る紅葉の構図を試行錯誤を繰り返したそうです。 この作品は部屋の奥に座って、外の紅葉を見るような感覚で鑑賞して欲しいとの事でした。 作品の詳細です。 ガラスはドイツのランバーツ社、アメリカのブルズアイ社、ヤカゲニー社、スペクトラム社のものが使われており、ガラスピース数は約400個の自立式のパネルになっています。 孝先生の作品はいつもアイデア満載! もっと多くの方々に観て頂きたいと思います。 (孝先生は現在、日本ステンドグラス作家協会に所属しており、毎年5月に行われる作家協会作品展でも作品を観る事が出来ます。静岡県外で観るのはこの時がチャンス!) かわもと工房のギャラリーにも他の作品が展示されていますので、是非いらっしゃって下さい。 もちろん、販売もしていますよ👍 この作品が皆さんのリビングに・・・想像するだけで豊かな気持ちになりませんか? ステンドグラス工房かわもとのホームページはこちら ![]() ステンドグラス工房かわもとのネットショップはこちら
最終更新日
2019.12.11 14:36:48
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