神奈川県横浜市中区・『横浜開港記念館』のステンドグラス
こんにちは、海野です。今回は神奈川県横浜市中区にある『横浜開港記念館』のステンドグラスを紹介します。横浜開港記念館は1917(大正6)年に横浜港の開港50周年を記念して建てられました。しかし1923(大正12)年の“関東大震災“でそのほとんどを焼失してしまったそうです。1927(昭和2)年に再建されたものの、今度は戦争が始まってしまいました。幸い空襲の被害からは逃れたものの、終戦後の1945(昭和20)年〜1958(昭和33)年まで米軍に接収されてしまいました。接収時はアメリカ人の社交場として使用されていたそうですが、ステンドグラスに“米国旗“が入っていた事(船尾の旗)から丁寧に扱って貰えたそうです。今回訪れた目的は2つありました。ひとつは、『かわもと工房』の大先生がこのステンドグラスを観て、ステンドグラスの道に進んだという話を以前から聞いていた事。どんな作品なんだろう🤔実際に観てみると作品の大きさ、キレイなガラスに圧倒されました。想像ですが、大先生は船が自分で、これから未知の世界に出航する様子を思いながら、この作品を観ていたのかも知れません。もうひとつは2009(平成21)年に横浜港開港150周年を記念して、もう1箇所のステンドグラスを修復した事。建物の保存、改修工事が昨年(2024年)に終了し、また見学ができるようになったからです。もう1箇所のステンドグラスはこちら、訪れた日は天気も良く、光がふんだんに入りとてもキレイに観る事ができました。ボランティアガイドの生田さんに“ステンドグラスを勉強している“事を話すとステンドグラスを観る時間を十分に割いて頂き、大感激😊建物の説明はもちろん、ステンドグラスについても説明して頂きました。ステンドグラスには市章(中央にある◯のデザイン、カタカナで“ハマ)が入っているだとか、籠に乗っているのは外国人で、訪問した際に籠で案内したという記述からデザインされたなどいろいろと説明して頂きました。『横浜開港記念館の外観は何処から撮るとキレイですか?』と尋ねると『県庁の屋上から撮ると良い写真が撮れる』と教えて頂きました(平日のみ屋上が開放されるそうです)ありがとうございました🙇♂️また、平成の改修工事に携わった横浜のステンドグラスマイスター・平山先生による講演会が2025年3月30日(日)に横浜開港記念館で行われるそうです。お時間があれば、是非ステンドグラス修復のお話を聴いてみてください。ステンドグラス工房かわもとのホームページはこちらステンドグラス工房かわもとのネットショップはこちら