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ステンドグラス工房 かわもと   「 かわもとみえ 」の日記

ステンドグラス工房 かわもと 「 かわもとみえ 」の日記

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2020/11/15
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​​​​​​日本のステンドグラス先駆者の一人に ​小川三知​ という人物がおりました。



1867年 静岡市呉服町生まれの小川三知は、アメリカで学んだステンドグラスの技術を日本に持ち帰り、今も各地に遺る彼の作品は 根強い人気となっており、老若男女問わずファンが多くいます。

静岡出身の小川三知を 広く100年後まで伝えようと、​​小川三知を讃える会​ という会にて啓蒙活動を行なっております。
(我がかわもと工房からは、私と由井康子インストラクター二人が役員を務めております)

小川三知を讃える会 ホームページ ​こちら​ 

↓  小川三知




小川三知の数ある作品は多くの書物で紹介されていますが、その中でも最高傑作の部類に入ると言われる作品の中に 青森県中泊町にある ​宮越邸​ の作品が挙がります。


今月11月2日より1ヶ月間 念願の一般公開が始まり、初日の​オープニングセレモニー​
参加してまいりました。

竜飛岬の方向に向かう途中、中泊町という場所にその宮越邸はあります。
中泊町は、宮越邸の公開に合わせ大フィーバーしております!!



のぼり旗も
宮越邸行きのバス停も



ボランティアの方々のお揃いベストにも
小川三知の作品がプリントされています。

邸宅に近づくにつれ、私達も興奮気味に。



オープニングセレモニーに参加できるのは15人のみ。
あいにくの大雨の中、厳かに式典が始まりました。








オープニングセレモニーのテープカットは、初日の見学者を代表して私をご指名いただき💦
本当に信じられない気持ちのまま登壇し、
震えながら田辺千代さんの隣に立たせていただきました。




直前に知らされたので、私のみラフな格好で・・・
本当に恥ずかしかったです。



テープカットは
向かって左より

中泊町議会議長
長利 司様

小川三知のお孫さん
波平暁秀さん

中泊町町長
濱舘豊光様

宮越家当主
宮越 寛(ゆたか)様

小川三知研究家
田辺千代様

そして何故か私めが。


一人一人がスピーチをしてくださりました。

中泊町議会議長
長利 司様


宮越家当主
宮越 寛(ゆたか)様
お召し物は明治時代より受け継がれた由緒正しき羽織りだそうで、
いにしえからの繋がりに感銘を受けました。


小川三知研究家
田辺千代様
田辺千代さんのお言葉に涙し、千代さんの目にも光るものがありました。



後世に伝えていきたいとおっしゃってくださり、胸が熱くなりました。
また、宇野澤辰雄と小川三知が宮越邸を通して繋がったと興奮してお話しくださいました。
(宮越邸のどなたかが宇野澤のお母様と繋がりがおありだとか。

 オープニングセレモニーのスピーチにて仰っておられ 時間関係上その後確認できませんでした。

 改めてお聞きしたいと思っております。)



小川三知のお孫さん
波平暁秀さん
髪型もさることながらどことなく小川三知に似ている様に見受けられます。





↓ はるばる京都から佐々木真弓先生も駆けつけてくださり、ご一緒させていただきました。
真弓先生は、なんと17時まで新神戸で個展をやられており、その足で 17時19分の新幹線に飛び乗り、深夜に新青森に来てくださいました。
本当に感謝感激! 真弓先生 ありがとうございました。





・ ・ ・ ◇ ・ ・ ・ ◇ ・ ・ ・



詩夢庵に入ると・・・
静かに三知のパネルが私を迎えてくれた様な気がして・・・
つい涙が。



見事な借景です。




障子の桟の中にガラスカットされたラインが隠れています。
しかしどこでカットされているのか?
それはわかりませんでした。



紫陽花・南天・木蓮のデザインされたパネルは銅テープ技法でした。



外側にプロテクター(フロートガラス)は無く、シングルでした。
よくぞ100年もの間、この状態をキープされたと驚きました。







宮越邸を北上すると、汽水湖の 十三湖(じゅうさんこ)という湖があります。
そこで見た風景と聞いていましたが、実は昔 今の十三湖よりもっとずっと大きな湖だったようで
この丸窓パネルのデザインは、宮越邸の窓から見た風景だったとの事。

私たちは見学後、実際に十三湖にも向かいましたが 邸宅より車で10分ほどかかりました。
こんなにも渇水してしまったという事なのでしょうか!? 




食い入るように見学する会員の皆さん。



裏面にガラスが重なっており、二重になっております。


お琴の演奏会もありました。
ありがとうございます。



テレビクルー・新聞記者の方々も多く、こんな私も複数取材を受け(嬉しい)見学時間が無いなか なおのこと作品を観る時間が限られてしまい、実は作品を鮮明には覚えていません。

(皆さんが撮ってくれた写真で確認しました(^▽^;) )



今年の ​​宮越邸の公開​​は 11月 29日 までとなっております。
要予約となっておりますので、ご留意願います。


小川三知を讃える会では、来年の公開に合わせ 青森ツアーを予定しております。
その際には讃える会の会員さまより優先的に予約可能となり、年会費の3000円は網羅できるよう 優待価格となりますので是非この機会に会員登録をお勧めいたします。



・ ・ ・ ◇ ・ ・ ・ ◇ ・ ・ ・



せっかく青森まで来たので、参加した小川三知を讃える会の皆で前日に宮越邸以外の場所も観光しました!



↑詳しくは、かわもと工房のホームページにて 海野インストラクターがブログでアップしてくれます!!




藤田邸
ステンドグラスが入っていて嬉しかったです。(こちらも海野インストラクターがまたアップしてくれます!!)
紅葉が美しかったです。 




五所川原​の立佞武多

圧巻の迫力です!こんなに間近で見れるとは思いませんでした!!


色合い、デザイン、とても美しいです。
しかし、なぜこれが倒れないのか!? 不思議でならない!


上から見ても美しい!








自撮りされている真弓先生♡
本当に♡ 




ありがたいことに
ニュースにも取り上げていただきました!!
WEB東奥(ニュース動画)
https://youtu.be/_Fgt2nFQgcM 

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ありがとうございました。
とても有意義な青森研修ツアーとなりました。






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最終更新日  2020/11/15 10:13:54 PM
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