2009/05/18(月)12:57
はちはち Infinity cafe(追記あり)
おそらく昭和の時代の一軒家。
(追記:HPに築90年と明記されていました。ってことは大正!!)
硝子窓の向こうの庭を眺めながら座卓で食べるのはごはんと味噌汁。
ではなくドイツパンとスープ。
はちはち Infinity cafe
いつも私にパンの道のなんたるかを教えてくれる
パン師匠 さゆりm-_-mさんのブログ に何度か登場しては
その都度私を釘付けにしたドイツパンのお店です。
ライ麦が苦手だった私の舌もここ1年ほどでメキメキ成長し
その奥深い風味が少しわかり始めてきたので、
やっとはちはちさんへ行く決心がついたのです。
和室の真ん中には2脚の座卓。
壁際には存在感たっぷりのパンが電球の光に浮かび上がります。
ずっと憧れていた空間に身を置き、興奮気味の私。
いただいたのはToday's sandwich。
3種類のオープンサンドと野菜スープのセットです。
ひらひらカットのチーズ、野菜とお豆のマリネサラダ、
くたくたになって甘みが出ている葱とチキンのソテー。
配合の違う3種類のパンの風味とよく調和して全部おいしい。
おかわり希望(*^-^*)
パンをじっくり味わうように噛み締めながら食事を楽しんだ後は、
フルーツブレッドとコーヒーでデザートタイム。
自然の恵みを凝縮したような贅沢な味わい。
このお店をおひとりで切り盛りしている店主は、
接客以外の時間はずっと奥でパン作りをされていました。
常にドイツパンのことだけを考えているんだろうなぁと推測できるほど
パンと真剣に向き合っている店主の作り出すパンは、
ストレートで力強くて誠実な味がしました。
工房からはパンを仕込む音が聞こえてきます。
和室には満腹の友人と私。
窓の外は春のやさしい陽射しを受けた庭。
時間を忘れてしまいそうになるその空間で、
コーヒーを飲み干した後もしばらくまどろんでいました。
友人曰く「おばあちゃんちみたい」。
そんな和み度満点のはちはちさんですが、
少々わかりにくい場所にあるうえに、
初めてだと入るのに勇気が要る佇まいだったりもします。
なので、道案内写真をなどとも思ったのだけれど、
探す楽しみが無くなってしまったらつまらないですもんね。
迷いながら辿り着くことをおススメします(笑)
でもね、目印だけちょっと。
第1の目印
第2の目印
玄関に到着
臆せず、でもやさしく、引き戸をガラガラーッ。
靴を脱いで「おじゃましまーす」。
楽しいひと時を過ごせますように。
はちはち Infinity cafe
http://hachihachi.org/