2006/04/21(金)02:12
■ 上手な「独創」 【共通編 #2】_
よく、『日本人は独創性が足りない』 と言われます。
独創性を身に付けるにはどうすればよいでしょうか?
独創とは、大辞林第2版によれば、
『他人の真似をせず、自分一人の考えで物をつくり出すこと。また、そのもの。』
とのことです。
『真似をしないで、新しいものを自ら考え出す!』
これは、『言うは易し、行うは難し』です。
いやいや、現実的には、『言うは易し、行うは不可能』でしょう。
これができるのは、アインシュタインのような本当に限られた人、それも単に限られたというレベルではなく、数十億,数百億人に一人かもしれません。
例えば、これまでにヒット商品を生み出した人たちは、確かに立派な人たちですが、本当にゼロからヒット商品を作り出した例は、皆無に近いと思われます。
何かを真似ることからスタートすべきなのです。
何かをベースにそこに改良を加え、新しいものを作り出すアプローチが必要なのです。
変なプライドを捨て、真似ることからスタートしてみましょう。
何かが見えてきます。
商品開発に限らないと思います。
何でもいいので、よいものをどんどん真似てみましょう。
きっと何かが見えてくるはずです。
発想法の書籍を1冊紹介します。
野口先生の書籍は、本質を突いた本当にすばらしいものばかりです。
『「超」発想法』
『「超」発想法』の基本5原則。
(1)発想は、既存のアイディアの組み換えで生じる。模倣なくして創造なし。
(2)アイディアの組み換えは、頭の中で行なわれる。
(3)データを頭に詰め込む作業(勉強)が、まず必要。
(4)環境が発想を左右する。
(5)強いモチベーションが必要。これまでの「発想法」の殻を打ち破る。