国語(読解編)
読解力を上げようと思って親が解説するのは結構大変。長男の時は初めだけ宿題で出された長文読解の宿題を教えてたんですが、これをやるととにかく時間がかかる。外で遊ぶ時間もなくなるし、夕ご飯の支度も全然進まない・・・。もう仕方がないので塾にお任せすることにして家では組み分けテストの直しのみ親の解説つきで教えていました。元々出来る子が高みを目指すわけではないので記号を選ぶ問題を下記の1.2を基準として解きなおしをさせたり、文字数の少ない難易度の高くない記述のみおさらいして終わりにしていました。記述の難しいものは解説を読んで終わりです。その代わり漢字やことわざなど暗記物はみっちり復習をさせました。大体20分長くても30分で終わらせます。
◆組分けテストの復習◆
- 選択肢を選ぶ時は「正しいもの」か「当てはまらないもの」か「間違っているもの」か1つ選ぶのか2つ選ぶのか問題文を気を付けて読むこと。問題文に鉛筆で傍線を引いたり〇で囲む。
これ結構見間違えてる子多いんです。
- 選択肢の正しいものを選べの場合、答えは本文に必ず書いてある。傍線近くをきちんと読みましょう。
まず間違えた答えを読んでどうしてこれを選んだか答えさせます。これについては特にコメントなしでフムフム、そんなことを考えているのねくらいで流します。次に選択肢のア・イ・ウ・エ・オを一つずつ見て本文に書いてあるか、書いてあるならどこかを考えさせ、選択肢の間違っている部分にはバツを付けさせます。例えばアの前半~~は本文の2段落目に書いてあるから〇、後半の===はどこにも書いてないから===に大きくバツを書く。イは全体的にバツだから大きくバツを書く。ウの前半は本文の3段落目に書いてあるからその部分は〇、後半は4段落目に書いてあるからここも〇。こんな感じでエもオも全部〇とバツを付けさせて正解と不正解を明確にします。
- 記述は書いたら必ず主語+述語が書いてあるかを自分でチェックさせる。入塾したばかりの子や文章を書きなれていない子は答えが合っている合っていない以前に文章になっていない場合もあります。テスト中の短時間で文章を組み立てて書くということに慣れていないんですね。書く練習としてSVOCを意識させることが大事。答えが間違っていても良いんです。まずは記述をしっかり書ける練習です。理由を答えるなら「~~だから」「~~から」で答える、「どういうところですか?」の場合は「~~なこと」「~~ということ」で答えるなど文末は分かる範囲で教えてあげてください。
どの教科でも言えることなんですが・・・。テストに慣れていない子やマイペースな子の場合、時間がなくて全部解けないなら二つあるうちの最後の長文を丸々捨てさせることも一つの手段です。
自分のキャパシティで解ける問題を確実に解く。取れるところで確実に点を取る。「時間がなくて全部終わらないから、解けそうなレベルの問題も慌てて解いてバツをもらう」くらいなら、いっそのこと二つある長文の一方を捨てる勇気も必要です。テスト慣れして読解力がついてきたら全部解けるようになります。またそういうアドバイスでほっとして落ち着いて解けるようになる子もいます。
選択肢の選び方なんかはよく予備校で言われることですね。そういえば家庭教師で国語を教えてた子にもよく言ってたなぁ。長男の時に、とある男子校の入試問題を解説していてどうにも正しいか正しくないか微妙な表現の選択肢があって答えを見ても全然すっきりしないことがあったんですね。入試問題の模範解答はほとんどの学校で正式に公開をしていないと思います。学校説明会で入試問題解説などやっている場合は別。そこは結局受けることはなかったんですが、あの学校の問題だけは私とは相性が悪かったです。モヤモヤ。