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明日への道しるべ@ジネット別館

2006.08.28
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 1.始めに
 花粉症緩和に効果があるメチル化カテキンを普通の緑茶の数十倍も含むお茶『べにふうき』をご存知だろうか。飲料メーカーのアサヒ飲料が今年から一部で販売したところ、凄い人気で、注文に出荷が追いつかない状態だそうだ。

 2.べにふうき
1)「べにふうき」とは
 農林水産省・茶業試験場(現:独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所)が1993年に育成したお茶の品種だ。
 元々は紅茶用の品種だが、緑茶に加工することで豊かな香りと独特の渋味をもつお茶に仕上る。この渋味の中に「メチル化カテキン」と呼ばれる成分が含まれている。
2)アサヒ飲料
 アサヒ飲料株式会社及び野菜茶業研究所では、静岡県立大学薬学部、名古屋女子大学家政学部、九州大学大学院農学研究院、東京海洋大学保健管理センター、森永製菓(株)と共同で「生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業」(生物系特定産業技術研究支援センター)によるコンソーシアムを形成し、「茶の抗アレルギー作用を利用した食品の開発」を進めており、「べにふうき」の茶葉に含まれるメチル化カテキンの基礎研究を始め、「べにふうき」を使った製品開発研究にも取組んいる。
3)べにふうき茶
 上記のような研究をもとに、商品化にこぎつけた「べにふうき茶」は次のような商品だ。
 ●すーっと体感成分「メチル化カテキン」を17mg含有
 ●豊かな香りと独特の渋味が特長
 ●国産茶葉を100%使用
 ●無香料・無着色
 ●希望小売価格:¥200(税抜き)/本(PET350ml)
 ●ただいま、商品は売り切れ

 3.健康食材ビジネス
 べにふうき茶は、農林水産省が商品化を目指している『健康食材ビジネス』の第一号というべきもので、今後、続々と商品化される模様だ。
 例えば、抗酸化作用があるリコピンを多く含む「高リコピントマト」や血圧上昇を抑えるギャバが豊富な胚芽を大きくした「巨大胚芽米」など。また、化粧品の保湿成分セラミドを砂糖の原料のテンサイのしぼりかすから抽出する新技術なども開発中とか。

 4.最後に
 漠然とお米を作っていれば良い時代は終わったのだ。これからは、外国産の農産物との競争にさらされるため、農林水産省として国内農業を如何に守るかを考えた末のビジネスモデルを実行しようというのだ。
 これまでは、研究所内での官民共同研究というだけのものであったが、これから商品化し、売れないことには仕方のない商戦への突入なのだ。そういう意味では、第一号たる「べにふうき茶」の成功には、皆、安堵したことだろう。
 外国勢が本格的に参戦した場合にどんな食卓となるのか。消費者としては楽しみでもある。農林水産省も、外国勢に対しては、農薬の厳密な分析チェックなどで事前の圧力を掛けているようだし、「安かろう悪かろうの食材・素材の時代」は終わったことを外国勢も認識しているだろうから、日本の食卓が豊になりそうな期待も抱く。

<参考資料>
1)アサヒ飲料 べにふうき緑茶(アサヒ飲料)
2)健康志向食材、商品化へ農水省が力 老化防止トマトなど(asahi.com)H18.08.28

 






最終更新日  2006.08.28 18:46:32
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