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明日への道しるべ@ジネット別館

2009.02.27
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 1.始めに
 地球温暖化の影響は、世界各地の報道を待たなくても、身の回りの気象現象・気温の変化などから容易に推測が付くようになってきた。温暖化の影響が最もで安いといわれる南極・北極では、氷床が予想を上回るペースと規模で縮小しており、海面水位が上昇するとともに気候変動に拍車をかけているとの調査報告書が発表された。そして、国内の温暖化対策もやっと地道な取り組みが始まろうとしている。

  

 2.南極・北極の氷床
1)国際極年に伴う調査
 極地域は、世界の海洋や大気に多大な影響をもたらすことから、環境の変化や地球温暖化に関する最も敏感なバロメーターとみなされてきた。極地域を対象とするこうした調査は1950年代以来、約半世紀ぶりである。
 報告書は、WMOと国際科学会議(International Council for Science)が2007年から2年間にわたるプロジェクトとして実施した「国際極年(International Polar Year)」に伴い、北極や南極周辺に関する調査結果を予備的にまとめたもの。
2)調査結果
1)南極の状態
 南極地方の海水温は世界平均を上回るペースで上昇し、その結果氷床が縮小している。
2)北極の状態
 グリーンランドの氷床の融解も加速しており、北極の氷床も縮小しつつある。
3)気候変動への影響
 これら氷床の溶解がもたらす海面水位の上昇と海水温の変化は、世界規模での気候パターンの変動をもたらしており、沿岸部で大型ハリケーンが発生する頻度が高くなる可能性があるという。
 調査では、世界の気候に深刻な影響をもたらしうる海洋循環の変動を示すデータも示されている。
4)深刻な永久凍土の融解
 永久凍土層にはこれまで考えられていた以上の二酸化炭素が蓄積されていることが明らかになっており、永久凍土層が溶け出した場合に大量の温室効果ガスが大気中に放出されることも懸念されている。

   

 3.広島市の温暖化対策
1)公務における取り組み
 広島市は今年から、地球温暖化対策のために近距離移動の公務の場合、公用車などに乗らずに、徒歩や自転車の利用を進めている。市によると、公務での自転車の利用励行は全国の自治体で珍しいという。

   

2)具体的内容
 移動距離が約5キロ以内は原則として自転車を使う。市役所本庁(中区国泰寺町1)から半径約2・5キロ以内の範囲の移動が利用主体で近くの区役所やJR広島駅などが範囲内。雨天時や荷物の運搬、多人数の移動の場合は自動車や公共交通機関を優先させ、仕事の効率性は保つ。公用自転車は、これまで本庁の各課が管理・使用していた71台で、総務課が一括管理することになった。自転車は本庁の自転車置き場に置き、警備員室で簡易な手続きをして鍵を受け取る。
 自転車の脇には「自転車を積極的に利用し、CO2を削減しましょう」という幕を張り、市民にも温暖化の防止を呼びかける。市によると、年間7トンの二酸化炭素を削減する見込み。市内中心部での移動なので、乗り物の乗り換えと比較すれば時間効率は下がらず、職員の健康増進も期待できるという。
3)実績と期待
 自転車を使うことが健康にも温暖化防止のメリットにもなる。少しの寒さも元気よく走れば温かくなる。1月中の利用台数は計395台。1日平均は20台で、これから春に向けて更に利用は伸びるであろうと職員は期待している。

 4.最後に
 南極・北極の氷床調査が開始された2007年当時、グリーンランドと南極地方の氷床には、ごく小規模な溶解の兆候は表れていたが、おおかた安定していると見られていた。ところが、今回の結果は予想を上回る勢いで氷床の融解が進み、永久凍土層までもが溶けることで一段と大量の温室効果ガスが大気中に放出される危険性が生まれつつある。温暖化が止まるどころか加速するだろうと専門家は懸念している。広島市の取り組みも当たり前のことと思わなければいけない。さらに、努力が求められているのだといえる。私たち一人一人が省エネ・温暖化対策に取り組み、家計や会社の経費削減をも可能にするようにしなければならない。

<参考資料>
1)南極・北極の氷床は予想を上回るペースで縮小、世界気象機関(AFPBB News)よりH21.02.27
2)広島市:地球温暖化対策、公務は徒歩や自転車 利用範囲は5キロ以内の移動 /広島(毎日新聞)よりH21.02.27

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最終更新日  2009.02.27 20:03:38
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