神奈川で地域版家庭教育要領作成
現在、学習指導要領の改訂作業中で、文科省はパブコメを募集しています。 皆さんにもどしどし応募いただきたいのですが、横浜市では、市教委作成の学習指導要領が4月に配布されることになったそうです。 こうして地域が改革競争をしてくれると、いい意味での競争意識が高まり、地方分権に合致した改革が進むのでしょうが。(もちろん私は完全な教育の地方分権には反対です。)(以下転載)家庭教育に指導要領 市教委4月配布礼儀、地域参加など指針盛る 横浜市教育委員会は、家庭での子供たちの教育の指針を盛り込んだ「横浜版学習指導要領 保護者・市民版」を作って、小中学生がいるすべての家庭に配ることを決めた。学習指導要領は、学校が子供たちに指導する最低限の内容。横浜市教委は、子供に学習の習慣を身につけさせることや、家族が協力して家事に取り組むことなどを、家庭・保護者に求めており、全国で初めての試みになる。 保護者・市民版の学習指導要領は、〈1〉一人ひとりに合った学習習慣〈2〉正しい礼儀や行動の仕方〈3〉規則的で健康的な生活習慣〈4〉家族とのかかわり〈5〉街とのかかわり・社会への関心――の5本の柱からなる。 学習習慣では、家庭に学習時間の確保を求め、子供が興味や関心があることに取り組める環境づくりを促している。また、生活習慣や健康管理、食生活などで家族の役割が大きいとして、こうした面に保護者が関心を持つことも求めている。 さらに、街とのかかわりでは、地域行事への参加などをかかげる。子供の教育を学校、家庭だけでなく、地域との中で進めていこうという指導内容になっている。 4月に小中学校の全家庭に冊子を配布する。 横浜市教委授業改善支援課は「家庭に教育を押しつけるわけではない。基本的な生活習慣や食生活など、学校だけでは対応しきれない課題に、家庭と連携して取り組んでいきたい」としている。(2008年2月26日 読売新聞)