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カテゴリ:国内政治
皇室典範の改正問題を巡って、衆参の議員会館では、「典範を改正し、女系に道を開くことは陛下の御意思」という誤った情報が飛び交っているという。
どうも出所は細田博之前官房長官というのが、もっぱらの噂である。細田氏といえば、有識者会議の統括責任者の立場にあり、現在自民党の国対委員長のポストにあり、党内への影響力は大きい。公明党や野党にも顔が利く。 その細田氏が、皇室典範改正に慎重な議員に対して、「これは陛下の御意思」と圧力をかけて回っているというのだ。有識者会議のメンバーに対しても、それが設置される時から、触れ回っていたらしい。 つまり、たかだか一年程度の議論で結論を出した有識者会議すら、初めから官僚、すなわち宮内庁職員の書いた台本どおりに会議を進行したというのだ。 くだんの細田議員、森派や新人議員の集まりである83会を中心にしゃかりきになって多数派工作をしている。 小泉首相自体が、もう一つ煮え切らない態度をとりつつある中、細田氏としては、自身の官房長官時代の置き土産を何とか形にしたい一心だ。 小泉内閣の先が見えている以上、特にポスト小泉に本命視されている安倍氏や、対抗の麻生氏がこの問題に慎重・反対の立場であることから、残された期間は通常国会のわずかな期間だけだ。 福田官房長官の時の「国立追悼施設」の二の舞にだけはなりたくないと、なりふりかまわずオルグしている。 自身の政治的功名心の為に、天皇陛下の大御心を語るとは、呆れたものだ。君側の奸とはこういう者のことを言う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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