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カテゴリ:世相・サブカル
明治神宮外苑、国立競技場裏手に明治天皇聖徳記念絵画館がある。 国会議事堂のような近代建築であるが、中央部のドームが、天皇のお墓である御陵の上円下方墳のスタイルになっているように見える。(高尾の昭和天皇御陵などは上部が半球形で、土台部分が長方体になっている。) 文字通り、明治天皇の御一代の日本の歩みと御事跡を絵画で綴ったところで、日本画四十枚、洋画四十枚のボリュームあるギャラリーである。 枚数もさることながら、絵の大きさにも圧倒される。 神宮外苑という立地にありながら、観客は少なく、ゆっくり楽しめる。大人五百円。入館は午後四時半まで。館内で用いられている大理石などに埋もれている化石についても、わかるようにマーキングしてある。周囲にはベンチも多く、これからの季節にくつろぐにはぴったり。 少し足を伸ばして、明治記念館のラウンジ「金鶏の間」でコーヒーを飲むと言うのも格別。この広間は、大日本帝国憲法制定のための御前会議が開かれた御所の一部をその後移築したもの。(いずれの建物も管理運営は明治神宮) 現在の皇太子同妃両殿下がご成婚された際、東京都民を中心に奉祝大会が絵画館前広場で開催され、皇太子ご夫妻の始めての行啓があった場所でもある。 余談だが、この絵画館、ホテルニューオータニのラウンジなどから眺めると、銀杏並木の中にぽっかりとドーム部分がライトアップで浮かび上がり、何かSFの世界に迷い込んでモビルスーツでも登場しそうな雰囲気がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月14日 19時30分02秒
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