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カテゴリ:海外ネタ
十月六日付け韓国紙「朝鮮日報」は、十月二日に行われた次期事務総長予備選挙で棄権した国が日本であると伝える日本経済新聞の報道を引用し、論評した。
(以下引用) 【国連総長選】「唯一の棄権票は日本」 国連安全保障理事会が2日に実施したアナン事務総長の後任を選ぶ予備選挙で、15カ国のうち14カ国が支持票を投じたなか、「意見なし」と態度を留保した国が1カ国あったが、常任理事国のある高官は「日本だ」と指摘したと日本経済新聞が4日報じた。 日本の外務省はこの報道に対し「この件についてはコメントできない」と言葉を濁しながら、事実上認めたと同紙は伝えている。 安倍晋三首相は9日に韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と会談する際、潘基文(パン・ギムン)外交通商相への支持を初めて示し、日韓関係改善のカードとする考えだったが、思惑ははずれた格好になったとした。 日本は韓国が日本の国連常任理事国進出に反対してきたため、潘外相が次期事務総長に選出されることには難色を示してきた。このため日本は次期事務総長に潘外相を支持する代わり、韓国に日本の安保理常任理事国進出を支持させる方案を模索してきた。 しかし安保理常任理事国5カ国がすべて日本の予想より早く潘外相の次期総長選出を支持したことから、日本のこのようなカードが効果がなくなったことになる。 2日に実施された国連事務総長選出のための4回目の予備投票で、14カ国が潘外相を支持し、1カ国が棄権している。(朝鮮日報 10月6日) しかし、確か日本は九月末から十月末までの間、安保理議長国のはず。議長国が選挙で「棄権」するというのは、慣例、もしくは常識の範囲内であり、大騒ぎするほどのことではないのではないか? 日本が議長国の時に、核実験を準備・実施する北朝鮮とあわせ、朝鮮半島の南北では、国際的な空気が読めないというその意識に問題がある。北を中国・ロシアに押さえられ、太平洋への出口を日本が押さえている今の半島情勢では、歴史的、地政学的に身についた「半島根性」を払拭するのは難しいのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月09日 18時39分49秒
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