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カテゴリ:ラグビー
悲願の二勝目を狙うカーワンジャパンが旅立った。このカーワン氏。ニュージーランド、オールブラックスで第一回W杯を優勝に導いたキャリアとともに、日本での選手経験もあり、何よりも先のエリサルドコーチのような手抜きをせず、選手に対して敬意を持ち、誇りを持たせる手腕が好感が持てる。
壮行会では、「宮本武蔵」を引き合いに出したそうだが、こうしたその国の文化伝統を背景にしながらチーム作りを進めるところがカーワン流。 代表メンバー発表で、森喜朗会長・元総理大臣を引き合いに「森氏はふくらはぎを痛めているということなので、代表には選出しませんでした」と語り、笑いを取った。 それはともかく、一月からの短い期間でよく立て直したとも思うが、勝負はまさにこれから。結果が伴えば、長期政権も期待できる。 (以下転載) カーワン必勝策は“宮本武蔵流”W杯まで徹底的に情報分析! 2007年8月12日(日) 8時1分 サンケイスポーツ ラグビーのW杯(9月、フランス)日本代表の大会登録メンバー30人が11日発表され、12日に予備メンバーを加えた36人でプレ合宿のためイタリアへ出発する。元ニュージーランド(NZ)代表WTB、ジョン・カーワン・ヘッドコーチ(42)は、ジャパンが勝利を収めるために、剣豪・宮本武蔵の「手の内を知れ」という“格言”を引用。開幕までの1カ月で情報分析を徹底して臨む。 カーワン・ジャパンが『和魂洋才』で世界に挑む。W杯の壮行会前に行われた会見で、カーワン・ヘッドコーチ(HC)が、必勝策に剣豪・宮本武蔵の教えを挙げた。 「皆さん、武蔵は知っていますね。武蔵丸ではありません。彼の言葉として、勝つためには相手の手の内を知れという格言が残されています。この1カ月で、対戦相手のことを完全に知り尽くすことが重要。ここに焦点を当てたい」。昨年10月に日本代表アドバイザーに就任してから、常に「日本流」を意識してきた指揮官は、ここでもこだわりを披露した。 しかし、その内容は最先端の情報戦の様相だ。5月に対戦したフィジーのほか、W杯で対戦する豪州、ウェールズ、カナダの各国は、今年行われた全テストマッチのビデオをすでに入手。3月のウェールズ-イングランド、7月の豪州-NZには、カーワンHCが自らスタンドに乗り込んだ。 勝利が期待されるカナダについては、永田隆憲テクニカル・マネジャーが先月に続いて18日(ポルトガル代表とのテストマッチ)も観戦して情報を収集。永田マネジャーは、W杯開幕後も対戦相手の試合会場を渡り歩く。3度目のW杯出場が決まった32歳のFL渡辺泰憲は「すでに個々の選手用に作られたビデオとテキストで、相手を分析している。こんなに情報が多いジャパンはなかった」と舌を巻く。 「体も使うが、これからは頭を使って準備していく」と話すカーワンHC。残り1カ月で技術、パワーの飛躍的な進化は難しいが“情報”なら蓄積できる。日本伝統の兵法と最先端の情報戦を融合させて、NZ生まれのサムライ指揮官が桜の戦士たちを4大会ぶりの勝利、そして悲願の決勝トーナメントへ導く。 [ 8月12日 8時1分 更新 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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