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カテゴリ:ラグビー
残念ながら公用により、ラグビーの早慶戦は秩父宮に駆けつけることが出来なかったため、帰宅後、録画したNHKとJ-SPORTSでのビデオ観戦でうなった。
昨年一昨年の東条組、佐々木組と異なり、今年のチームはスター選手が個人技を前面に押し出すと言う場面よりも、畠山選手、五郎丸選手がうまく下級生を生かしながら組織として機能していると言う印象を持つ。 豊田選手や五郎丸選手の時に集中を切らして不用意に出るラフプレーというのもなくなったし、スクラムハーフの三井選手は昨年の矢富選手のような自ら強引に縦突破するプレーは見られないものの、リズムを変えながらゲームを造り、一年生スタンドオフの山中選手をのびのびとプレーさせている。時折織り込むハイパントも近年の早稲田であまり見なかった攻撃だけに面白い。 豊田選手のラインアウト、五郎丸選手のコンバーションキックの一本一本にこめる集中力も昨年以上に感じる。自陣22メートルラインから敵陣22メートルラインへのタッチキックは、観客の度肝を抜く。 二年目の早田選手はタッチライン際の速さに加えて、強さや読みも身に付けてきた。 筑波、帝京、慶応戦を見ただけだが、プレーの継続に対する意識、タックルしてから起き上がる集散の早さ、そしてスピードとこれまた昨年以上。 今年の明治も良いと聞くが、スクラム、モールでどんな攻防を見せてくれるのだろうか。 清宮監督時代以前は、早明戦は下馬評が当てにならないと言われ、成る程下馬評を覆す名勝負があったのだが、清宮時代以後はそうした拮抗した試合がなくなってしまった。 今年の場合も早稲田絶対優位は揺るがないが、12月2日の国立では両校の伝統と意地をかけた緊張感あるゲームを見せて欲しい。 個人的には走ってつなぐ第一列やスクラムトライを見たいのだが。(上田一貴選手の抱きつきこなきじじいタックルも) いやしかし、今年の慶応はふがいなかった。得点の気配がしないし、頼みの山田選手にもいい形でボールがまわらないし、スペースを与えない早稲田もさすがだった。ちょっと山田選手は消極的なところも見られたし。大学選手権まで立て直せるか。
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