2009/04/18(土)21:34
特別展「最後の早慶戦 近藤清の生涯」
多忙で行くべき、見るべき展示会を逃してしまうということがよくある私ですが、大学へ行く時間が取れたので見学してきました。
学徒出陣で沖縄特攻作戦で戦死された「最後の早慶戦」メンバー近藤清氏の生涯を遺品や手紙と早慶戦のエピソードを交えてつづる展示会。
展示物の量はさほど多くはありませんが、初見となる早慶戦当日の写真や、早慶両校ナインの記念写真のパネルなどもあり、いろいろと発見がありました。
目を引いたの武運長久と書かれ、当時の人気力士双葉山や羽黒山などが揮毫した日章旗や、近藤氏が身に付けていた神社のお守りなどです。(お守りは、判別できたものだけで伊勢神宮、明治神宮、香取神宮、鹿島神宮、湊川神社、東郷神社など。当時の気風がしのばれます。)
なお、早慶協力して「1943年晩秋 最後の早慶戦」(教育評論社)が刊行されていることも知りました。
(以下転載)
2009年度春季企画展
最後の早慶戦 3番レフト近藤清24年の生涯
期間:2009年3月25日(水)‐4月25日(土)
会場:早稲田キャンパス 2号館 1階 會津八一記念博物館 企画展示室
時間:10時‐17時
閉室:日曜
主催:大学史資料センター
問い合わせ先:03(5286)1814
早稲田大学大学史資料センター・慶應義塾福澤研究センター共編『1943年晩秋 最後の早慶戦』(教育評論社)の刊行を記念し、春季企画展では、学徒出陣を前に開催された「最後の早慶戦」に関する展示を開催します。この試合にまつわる関係資料や写真から当日の模様を再現するとともに、この試合に3番レフトで出場し、特攻により戦死した近藤清に焦点をあて、戦争と学生について考えていきます。