|
カテゴリ:陶器
今晩は、M&M Sisters、姉のES
![]() 今夜は、10月1日に載せたアンティークドール ![]() 前回までのあらすじ(初めて読む方の為に) ↑ ![]() 今をさること、20数年前、 夫がパリの骨董店からお土産として持ち帰った どこの何ともわからないボロボロのアンティークドール ![]() いったい、このお人形はどこの誰なのか? 時を経て今、追跡が始まった ![]() 調査役はインターネットオタクの息子 ![]() ヒントはこれだけ ![]() 足の裏にある「HANSI」の刻印のみ 本編に入ります。 調査結果 「HANSI」とは、「アンジ」と読み、人の名前でした。 ![]() アンジはペンネームで 本名は「ジャン・ジャック・ヴァルツ」(Jean Jacques Walts) フランスはコルマールの出身で 水彩画や風刺画を描く人だったそうです。 こんな人です。 ↓ ![]() 本当は、もっと素敵な写真がたくさんあるのですが ![]() コピー駄目!ってフランスのウィッキー(Wikipedia)で出てしまったので もっと見たい人はフランスのウィッキーへ行って見てね ![]() 1873年に生まれ、1951年に没しています。 彼は絵本も描いています。 第一次世界大戦前後にアルザスの村をモチーフに ![]() フランスの子供達の為に、と言うことで出しているのですが ![]() あ!これ・・・ ![]() ああ、これも・・・ みんな、黒いリボンしている! 私のお人形とおんなじだ! 実はこれはアルザスの民族衣装で、黒いリボンの帽子なんです。 (フランス語ではcoiffeって言うらしいです) アンジは、絵を描くだけでなく、才能があったようで 色々なものをデザインしているようです。 それでたぶん・・・ ![]() 絵本を作った時に、このお人形も一緒にデザインして 作ったのではないか?と思われます。 つまり1912年に絵本を出しているので たぶんこのお人形もその頃デザインして作ったのではないか?と 思われるわけです。 (第一次世界大戦以降、この手の仕事はしていないみたいです) ![]() そして アルザスにある「アンジの美術館」にはガラスケースに入って お人形 ![]() ただし、私のと同じお人形かどうかはわからないし・・・ あと、全く同じお人形がひとつだけ見つかりました。 何年も前のアメリカのオークション時の画像でした。 ES ![]() 結構な高値 ![]() ![]() こう言ったところです。 ![]() この辺りでやめておこうと思います。 このお人形が誰か?わかりましたから ![]() これからまたずっと飾り棚の中で 私と一緒に歳を取って行って欲しいと思っています ![]() いつかまたアルザスに行く機会があったら ![]() もうひとつの足の裏 ![]() 「この子はだあれ?」と聞いてもいいし・・・ ![]() ↑ もうひとつの足の裏にあるマークの刻印 余談ですが、 実はこのお人形を夫に貰ってから何年か後に アルザスに行っているんですね。 まーったく気づきませんでした、民族衣装 ![]() 欧州、民族衣装だらけだもん ES ![]() ![]() ![]() さて今夜の最後の一枚です。 ![]() ロートレック、お好きですか? ES ![]() 貴族で「こびと」だった彼 ストリップ小屋「ムーランルージュ ![]() 踊り子達に可愛がられ、愛され たくさんのポスターを手がけた画家 ![]() リトグラフ、持っておられる方も多いですよね? これはゴブラン織りのタペストリー ムーランルージュのポスターをデザインに 織られています。 いつも見るたびに思います。 なんだか切ない・・・ そして今夜の主役のアンジに対しても 国境の街に生まれ、フランスとドイツの争いに巻き込まれ 不遇の人生を送ったアンジに対しても思います。 なんだか切ない・・・ フランスの画家ふたり、悲しい人達だからこそ こんなに素敵な絵がかけたのかな? ではまた ![]() ブログランキングに参加しています。 応援よろしくお願いいたします ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[陶器] カテゴリの最新記事
|
|