ロム君と1日でも長く一緒にいるために。
こんばんは M&M Sisters 長女のESです。今夜はMMに3頭いる犬達のうちシニア犬のロム君について書きます。ロム君は推定12歳です。(保護犬のため生年月日不詳)つい最近のロム君の写真です。とても元気そうで私もようやく安堵しているところです。一昨年ぐらいから歩行が悪くなりました。専門医のところで検査をして「心筋が厚い」ことが判明。心臓の薬を飲み始めました。心臓は小康状態を保つようになりましたが以前のように長時間の散歩ができなくなりました。それに伴って足腰の筋肉が落ち、以来主治医のもとで針治療とレーザー治療を受けています。サプリメントも毎日飲ませるようになりました。最近の血液検査では腎臓にも影響が出始めていることが判明。尿量も増えましたのでクマザサのエキスを飲み始めました。一度コバルジンも投入したのですが便が出にくくなったので今はお休みしています。昨年の9月に眼を患い角膜潰瘍とのことで1日計12回の自宅での点眼が始まりました。この計12回と言うのは3種類の点眼薬(ロメワンなどの抗生物質・ヒアレインなど)これを1日に3、ないし4回投薬を指導されました。一度点眼すると10分以上間隔を置かないと眼から薬が溢れてしまうので3種類点眼するにも時間がかかります。朝・昼・夕方・夜に3種類×4回で12回の点眼と言う計算です。(角膜潰瘍に関しては点眼が効いてほぼ回復に向かっています。今は朝夕二回です。ロメワン・ヒアレイン0,3%・夕方にはオプティミューンを足しています。現在はカラーも取れて点眼計5回かなり私も楽になっています。さて10月の眼の治療時に眼科医から注意を受けました。皮膚が赤く爛れていて痒いので眼をこすったのではないか?と。今後も再発の可能性があると。そこで主治医と相談をしてロム君の皮ふアレルギーに本腰を入れて対応することになりました。同時に痒みどめの内服薬および塗り薬も始めました。実はロムは若い頃に「膵炎」を患っています。(その時は回復に半年ぐらいかかりました)それ以来 食事は低脂肪低タンパクが原則でした。ここ1年の食事はロイヤルカナン療養食心臓サポート1ささみ少量の野菜 です。ロムはすでにシニアですので悠長にアレルゲンを探している閑はないと考え 思い切ってスポット検査を受けました。結果 陽性反応を出した物を列記します。ビール酵母 鶏肉 卵 羊肉 オートミールエンドウマメ 米 七面鳥 玄米 ニシンこれは突起して陽性反応と言う意味で他にも怪しい物はたくさんありました。陽性反応をした食材を見て「市販の物はまずダメ」とわかりました。鶏肉と米がダメと言うのでかなり落ち込みました。長年ささみを与えて来たけれどそれはそれで仕方なかったと思ってもやはり後悔はあります。主治医に指導を仰ぎ完全手作り食に切り替えてみました。下記参照手作り食の場合 タンパク質や野菜は入手が容易ですが内臓やミネラル類は専門の店を探さないと購入は難しかったです。手作り食を作ったら犬達が本当に嬉しそうに食べてくれて私も嬉しかったのですが妹の犬達は若かったためかすぐに順応できて今でも順調です。がロムはシニアだったからでしょうか。3日目ぐらいから ひどい下痢が始まり体重が600gぐらい一気に落ちてしまいました。やつれて顔が変わってしまったロム皮膚の赤味もひどく飼い主の私も途方に暮れました。下痢止めを主治医から貰って餌を再びロイヤルカナン療養食心臓サポート1ささみ少量の野菜に一旦戻して下痢の治るのを待ちました。便が固くなったのを確認してまたアレルギー対応に取り組み始めました。今度は新しい食材は毎日少しずつ様子を見ながら与え徐々に増やしました。完全な手作り食はやめて動物アレルギー検査株式会社が出してくれているドッグフードを利用することにしました。このドッグフードはタピオカとサーモンが主となっているのでロム君にも適応可能です。こんな餌を作ってくれているなんてと思ったら どうもこの会社は理研の関係施設みたいで市販はされていませんが医者から買うことができるので当面は安心です。価格も1kg2800円程度。割高ですがそんなことは考える余裕もありませんでした。現在のロム君はこのラボライン ピュアプロテイン サーモンを少量の湯でふやかして柔らかくした物これに豚の赤味の塊を煮てフードカッターで粉砕した物季節の野菜を刻んで湯がいた物トッピングとして牛肉の赤味薄切りを焼いて細かくして物を日々食べています。おやつは馬肉や鹿の干したものサツマイモ生のリンゴなどです。これがロム君の食事私の家族よりも手間ヒマかけたお食事です(笑)今、現在はようやく落ち着いて来て体重も350g戻りました。これをキープしていければと思っています。ロム君がひどく痩せてしまって以前の姿からひどくやつれてしまい妹も無口になった時に「いよいよお別れが近いのか」と思って自分も胃を壊してしまいました。現在は角膜潰瘍も投薬だけでなんとか目処が立ち始めアレルギー食対応も軌道に乗り始め私も少しだけ安堵しています。私自身の考えとしてはやみくもに薬漬けにしたり延命しようとは思っていません。寿命って本当に天から与えられたものと思うからです。ただ今日、ロムが眼の前で苦しんでいるならその痛みや不快感を取り除くように飼い主の私も精一杯努力する。つまり長期的な展望ではなくて場当たり的な発想なのですがこの気持で毎日をロムと暮らしています。そんな毎日を積み重ねてロム君と一緒にいられる日々が1日でも長くなるといいなと思っています。