「仮面ライダー響鬼」「仮面ライダーThe FIRST」とウルトラマン・ガンダムと共に国民的ＴＶ番組となった「仮面ライダー」。
ただ「平成ライダー」に比べて認知度が低くなってきた「昭和ライダー」にスポットを当てたコミックをご紹介します。
「仮面ライダーThe FIRST」の予習本としてどうぞ♪


「時代が望むとき
　仮面ライダーは必ず蘇る」
・石ノ森章太郎



仮面ライダーspirits（1）

第一話「摩天楼の風」（仮面ライダー１号編）

アメリカ・ニューヨーク。
かつて仮面ライダー１号２号の親友としてショッカーと戦ってきた。
日本人のＦＢＩ捜査官「滝 和也」。
テロ組織「ショッカー」を一人で壊滅させたとされた彼も、
深く事情を知りすぎた為に、今では閑職にまわされていた。

そんな中でニューヨークでは、全身の血を抜かれた猟奇殺人事件と
奇怪な姿の怪人のことで、市民を恐怖に陥れていた。

しかし閑職にある彼にはその捜査権が与えれず、無為な日々を送る。
そんな彼の楽しみは、なじみの喫茶店で油を売る事。
そしてスラムの子供達に「仮面ライダー」のことを教えてやることだった。
その子供達の中に、歌手を目指す少年「スパイク」の姿があった。
マイケルジャクソンの様に歌手となり、同じスラムの子供達に「夢」を
与えたい。
そんな彼に微笑みと好感を抱く和也。

だが、そのスラムでも事件が起きていた。
公にはされていないが、行方不明者が出ていたのだ。
奇しくもそれは、徳の高い神父がスラムに赴任してきたのと同時期だった。

そんな和也の日常をよそに、怪事件の被害者は増える一方。
和也はその神父を疑い、密かに捜査を始めるが決定的な証拠は出ない。

そしてついに、和也の元に怪人が現れ和也の知る子供が犠牲になったとの知らせが入る。
駆けつけた和也が見たもの。
それは怪人と化した「スパイク」であった。
半ば自我を残しつつ、衝動を抑えられない彼は和也の前から姿を消す。
一方被害者の友人が運び込まれた病院で、子供達は叫ぶ。

「仮面ライダーは！　なんで仮面ライダーは助けに来てくれないだよ！」

結局スパイクを守る事が出来なった和也。
「なぜ射殺しなかったのか」と詰問する上司に彼は答える。

「あいつの夢を聞いたからさ」

そして和也は、自ら強化スーツを纏い武装して敵陣にのりこんだ。
「仮面ライダー」として。

だが所詮は生身の体。しかも多勢に無勢。
たちまち重症を追ってしまう。

そしてついに、怪人の手にかかり最期の時を迎えようとしたその時！

一台のバイクが現れた。

「すまんな、滝。遅くなった」

バイクに乗った、物静かな印象のその青年は
閃光と共に「変身」する。

現れた異形の戦士。その名は仮面ライダー１号

夜の大都市、ニューヨークに正義の風が吹く！！


なおこのコミック。現在マガジンＺで好評連載中。

最新刊が９月２１日に発売予定です♪


特別限定版「仮面ライダーSPIRITS（8）」
＜ショッカー戦闘員フィギュア付き＞

一号関連書籍




ちなみにヤフ○クでも、この滝和也の改造品は出品されさていました。
S.I.C.匠魂改造「滝和也」

でも、匠魂でいきなりこの出品価格はどうかと小一時間。