＝前之巻　あらすじ＝

あ、さて

ＤＡたちの「心得」を熱心に聞いていた明日夢君。

……でもなんだかＤＡ達の説く「心得」はなんだか
胡散臭げなものに(爆

疑問を持ち始めた、そんな彼の元に

裁鬼（またしても）ピンチ！の報がっ！

「鬼に成れるか試してやるっ…！」

勇んで現場に駆けつける彼の元に現れたのは…

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とある陸橋の下。

音撃棒も勇ましく、裁鬼はバケネコに早速嬲られていた。

「止めろっ！」

ＤＡから渡された変身音叉を鳴らし、変身を試みる彼だったが
やはり、変身できない！（あたりまえだが）

そんな彼の背後から現れるは、スーパーな童子と姫！！

「可愛い坊やだ……
　喰っちまうか」

聞きようによっては、別な意味でヤバげなことを言いつつ
詰め寄るＳ童子。

だが

「いいや
　喰うにも及ばん…」

「そうだ…喰うにも及ばん

　立ち去れ」

相変わらずＳ姫の尻にしかれているＳ童子の恫喝に
彼は恐怖に駆られ、思わず逃げ出しまう。

「やっぱり無理だよ…
　心得なんて、役に立たないじゃん！！
　鬼になんて成れっこないよ……っ」

尚も嬲られ続けている裁鬼をバックに、
絶望にとらわれてしまう明日夢君。

だが「アサギワシ」は、横っ面を叩きかねない勢いで
明日夢君を叱咤する。

「お前は響鬼から何を学んだ！

　響鬼はどんな時でも自分を信じている

　響鬼はどんな時でも諦めない！！」

やたら体育系な「アサギワシ」の説く心得

心得その七
「己の力を信じよ！」

その言葉に意を決し、再び音叉を握り締める明日夢君。
（ちなみにバックでは、あいかわらず裁鬼、嬲られ中）

澄んだ響きを放つ音叉の音を額に当て

そしてその体が紫炎に包まれる！！

「はあっ！！」

紫炎を払って現れたその姿は、まさしく響鬼！

「やった…っ。鬼に成れた！！」

「行け！　明日夢っ！！」

ＤＡ達の声援を背に、
勇躍激戦の只中に飛び込む明日夢・響鬼。

背中合わせに裁鬼と二人、バケネコとＳ童子・姫相手に
油猛果敢に立ち向かう。

その姿に思わず感嘆の声を上げるＳ童子・姫。

「鬼か」

「鬼だ

　ガキのクセに、なんて勇ましい」


そして激戦の末、ついにＳ童子・姫を撤退させる。

「強い…っ」

「やるねぇ…！」


だが、戦いは終わらない。

「うわあっ！」

ついに裁鬼が、バケネコの手にかかり、
草葉の陰に叩き込まれる！

そして明日夢・響鬼も、
バケネコの猛襲に地に伏したっ。

危うし！　明日夢・響鬼！！

　
しかしその時、ＤＡ達から救援の手がっ！

「明日夢！　これを使え！！」

明日夢・響鬼に渡されたのは
アームドセイバー！！

「響鬼、装甲！！」

今、明日夢・響鬼とＤＡ達の友情合体により
明日夢・アームド響鬼が誕生する！

そして裂帛の気合と共に放たれた

鬼神覚声の一閃が、バケネコを切り裂いた！


戦いは、終わった。

夕焼けに染まった空の下、明日夢は顔だけ変身を解く。

心地よい疲労感。

ＤＡ達の祝福の声。

「やりましたね～明日夢さん。
　お見事♪」

「おお、リョクオオザル。
　いや、これもみんなのおかげだよ」

皆で勝ち得た勝利。

だがそんな中、明日夢にはふと疑問を覚えた。

「そう言えば、心得は八つある…って言ってたけど。
　一つ、足りなくない？」

「あ、いいところに気がつきましたね。
　では、お教えしましょう」

と、解説君な「リョクオオザル」が説く最後の心得。

心得その八
「しゅっ。キメポォズ♪」

そして、夕日むかって決めポーズをきめた明日夢とＤＡ達は
爽やかに笑うのだった。



草葉の陰で失神している裁鬼を残したまま。

＝　終　劇　＝

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と、まぁ。こんな感じの物語でした。

要は響鬼アイテム販売促進のプロモＤＶＤであったわけなんですが、
明日夢君とＤＡ（の声優さん）の熱演の賜物で、楽しめる作品でした。

さて

明日はついに２週間ぶりの「響鬼」。

明日夢君の本編の活躍はいかに？

それでは～♪