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テーマ:仮面ライダーカブト(340)
カテゴリ:日記
とうとう最終回を迎えました。
「カブト」という作品は途中風呂敷を広げすぎて、消化不良の設定も多々あったわけですが。 (例えば『暴走システム』『時間跳躍』等) しかし、良い終わり方だったと思います。 実は最初、最後にはカブトが時間跳躍して、この物語を「無かった事」にしてしまう。 結果、亡くなったキャラも優しい時を生きる。 そんな風に考えていたのですが… そうではなかった。 影山君や剣ぼっちゃまがこの世から去ったという事実は変わらず、また不遇な人生を全うしたダークカブトもネイティブの首魁と共に炎の中に消えました。 見終わって思うのが、天道が言う「未来は俺の手の中にある」という言葉は、過去という流れを経て、「今」と「未来」を自身の手で、あるいは最後に加賀美君に言おうとした「別の道を並んで歩む」人々と共に作り上げること。 そういうことではなかったかと思います。 最終的にはカブトの物語は「人間賛歌」ネイティブもワーム含めた「人の心」の物語であったように思うのです。 人は「未来を作ることが出来る」 天道・加賀美という二人の主人公が、その事を伝え続けてきた、まさに「ヒーロー」の物語として終えることが出来たということは、良い終わり方であったと思います。 小さなお子さん達には少し難しいお話だったと思いますが、時が過ぎればおそらくこの物語をふと思い出し、前に進む勇気を与えてくれるかもしれません。 おそらくあの後の世界も、まだ「未来」を掴(つか)もうとする人々の「物語」が続いていく事でしょう。 ワームやネイティブ。そして人間同士の争いは終わる事はないかもしれません。 でも、あの苦難を乗り切った「人々」なら。 天道たちの戦いを心に刻んだ子供たちなら。 必ず乗り越えられると思えるのです。 「仮面ライダーカブト」 振り返れば、まさしくヒーローの物語でした。 一年間、見続けて良かったと思います。 出演者ならびにスタッフの方々 一年間お疲れ様でした。そして──ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月21日 10時43分46秒
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