いつもありがとうございます。「これは良いーっ!」へようこそ!
その1、その2では、
カルナローリ種(楽天)を、その3で
アルボーリオ種(楽天)を、そして本日は、
ヴィアローネ・ナノ(楽天)種を紹介させていただきます。
”FERRON”フェロン社
FERRON社は北イタリアのベローナとマントバの中間ぐらいに位置し、5代目オーナーとしてガブリエーレとマウリツィオの兄弟により運営されています。
同社の所有する精米所は300年の歴史を持ち、17世紀より幾人かの大地主や貴族の所有を経て、世界大戦中の空爆を逃れたことから歴史的価値が非常に高く、国の無形文化財に指定されています。
PIRAVECIAと呼ばれるこの精米所は、水車を動力源とし、大理石で作られた9つの臼を有しています。
水車と石臼による精米の作業は時間と手間を要しますが、余計な熱を加えていないため、その工程を終えたお米には甘みや香り、皮に含まれるカルシウム等の栄養素がしっかり入っています。
非常に情熱的でユーモアな人柄であるガブリエーレ・フェロン氏は米を非常に愛しています。イタリア米の世界的な普及活動における彼の功績は非常に大きく、その活動にイタリア大統領から「騎士」の称号を与えられています。
経営者であるのと同時に、彼自身一流の料理人です。精米所のPIRAVECIAとAlla Torreには彼のレストランがあり、アメリカをはじめ、スイス、オーストラリア、インドネシア、日本、中国など世界各地で自らセミナーを行ってきました。
水田には天然の湧き水を引いている為、ミネラル分に富み、水温は季節を問わず12度に一定しています。また、鯉を水田に放し害虫を駆除するなど、農薬に頼らない自然な農法を徹底しています。
ここPIRAVESIAがあるイーゾラ・デッラ・スカーラでは、イタリアで年間消費される米の約5%しか収穫されないことからも、厳選された米しか出荷されていないことが分かります。
フェロン社のヴィアローネ・ナノ米(楽天)
"MASI"マージ社
マージ社は、ヴェネト州ヴェローナで、250年以上もの長い歴史を持つワイナリーです。18世紀末にワイナリーのオーナーのボスカイーニ家が買い取った大自然に囲まれた小さな谷「ヴァイオ・デイ・マージ」がその名の由来です。
マージ社は、イタリアを代表する詩人ダンテ・アリギエーリの子孫セレーゴ・アリギエーリ伯爵がヴァルポリチェッラ地域に所有する農園とのコラボレーションで、ワイン、グラッパをはじめ、オリーヴオイル、ジャム、蜂蜜、ライスといった商品をプロデュースしています。
マージ社のヴィアローネ・ナノ米(楽天)