北海道ラーメン るるも/長野県長野市
毒舌ヨンちんと往く長野ラーメン屋めぐり第三弾目は「北海道ラーメン るるも」。長野駅から徒歩7分ほどのほどよい距離にあるお店で、大通りに面しているので通りがかりにいつも気になっていた。以前、(外観がどう見てもヤのひとのような)友人6人くらいと長野旅行に来たときに候補にあがっていたのだが、「長野に来てまで北海道ラーメン!?」と友人に一蹴され、(そのくせ行ったのはとんこつラーメン屋だったわけなんだが)今回ヨンちん(ペ・ヨンジュンそっくりおばさまキラー)と入店。ここでおさらいだが、2004年度KOMACHIラーメン特集で北信部門(長野市などのあるあたり)での順位は、1位:助屋 本店(長野市)長野駅付近2位:てんてん(長野市)権堂アーケード内3位:気むずかし家(長野市)18号線トイザラス前4位:麺の邦心(長野市)長野駅付近5位:ホームラン亭(須坂市)ショッピングセンターパルム内6位:るるも(長野市)長野駅付近今回の「るるも」は6位となっているが、以前食べた12位の「よし家」のほうが身内では1位の「助屋」よりも評価が高かったのを考えるとどれが実は美味いかなんてわからないのだ。てなわけで今回は「北海道ラーメン るるも」を訪問。 私の注文したのは、雑誌にもおすすめされていた「塩るるも(こってり) 900円」いいかげん、初回は「こってり」注文するのやめないか・・・と自分でも思うのだがやめられない。というよりは、「こってり」を「背脂たっぷり」と間違えて毎回注文するのだが、出てくるといつもただ、油がたくさん入っているだけというオチで、(あ、「てんてん」は背脂どっぷり入ってきました、しあわせ)毎回胃を悪くして退店なのだ。バカはそろそろ直さないと。で、ここの店の塩は店内にも薀蓄書かれているとおり、クリスマス島という島から取り寄せている特別な塩というだけあって「塩るるも」は確かに美味い。どうせ食べるなら「塩るるも」おすすめだ。ちょっと値段が高い気もするが、味は確かにいい。同じものを(当然こってりではなく普通に)注文したペ・ヨンジュン曰く、「最初のひとくち、ふたくちのスープの味は絶品。特に塩は食べてすぐにわかるほどのいい塩を使っていると思う。こだわりすぎの塩は一歩間違えるととげとげしくなるがここの塩は非常にまろやかで丸みのある味に仕上がっている。しばらくはおっ!と思いながら食べ進められるのだが、途中で飽きがくる。店は化学調味料不使用を謳っているのだが、化学調味料を使わないならそれを使わずとも飽きが来ずにすむ味を追求するべき。味はいままで長野で食べた3軒の中では圧倒的にいい。スタンダートで背脂を浮かせているにも関わらずわりとさっぱりめで印象のいい店だった。飽きは確かにくるし、後半戦つらくなるのも事実だけどこの塩ラーメンは一度食べてみても損はないのじゃないかなと思う。---「るるも」の近所にある「豊龍」(13位)のラーメンの写真が、スープ真っ黒で京都の某有名店みたいだなと思っていたら、京都の新福菜館がルーツのようで、食べてみたくなった。麺に染み入るあの真っ黒さ。ああ。帰り道、ヨンと「生朗」について語り合う。ヨンジュン顔の潔癖ヨンなら嫌がるんではないかと思ったら、「いや、あそこかなり美味かったよ。呪文注文のお店だよね。」・・・生朗に負けるな長野のラーメン店。