税金に支えられるベガルタ仙台
17日に仙台で行われたJ2ベガルタ仙台のホーム開幕戦は、2-2の引き分けに終わったが、スタジアムは18,000人を超える観客の熱気に包まれた。J2に在籍するが、その観客動員はJ1並み。今季のホーム開幕戦では、Jリーグ全体でも11位。J1中位の動員力を誇る。■Jリーグ 2007ホーム開幕戦観客数1位 浦和 57,188人2位 新潟 40,524人3位 FC東京 25,257人4位 横浜FM 24,466人5位 川崎FC 20,295人6位 大分 20,039人7位 名古屋 18,410人8位 鹿島 18,406人9位 G大阪 18,355人10位 清水 18,333人11位 仙台 18,261人12位 大宮 17,023人13位 千葉 15,373人14位 神戸 14,664人15位 鳥栖 14,124人16位 横浜FC 13,737人17位 札幌 13,568人18位 広島 12,891人19位 甲府 11,791人20位 磐田 11,452人仙台は、約30年前にプロ野球ロッテオリオンズに見捨てられ、以来プロスポーツ不毛の地だった。そこに、Jリーグブームに踊らされて誕生したのが、税金まる抱えのベガルタ仙台だ。まあ、創設時はブランメル仙台と名乗っていたが。創設当時、宮城県に通産省から出向していた官僚が、Jクラブ創設とワールドカップ誘致のセットで動き、汚職で逮捕された当時の知事も乗っかってできたのがこのクラブ。だから、最初っから税金で丸抱えという構図。その後、仙台市や地元紙を巻き込んで、今に至る。歴代の社長は、民間→宮城県→地元紙→仙台市と持ち回り。成り手がいないから、経営手腕のない仙台市OB社長も安閑としていられる。(この辺のことは、11月14日、3月16日の日記に詳しくありますです。はい)さて、昨日のホーム開幕戦では、チームカラーのチアペーパーが税金とスタジアム命名権を購入した企業のカネで作られ、全員に配られた。ちなみに、配ったのは地元紙の販売員。命名権を購入したのは、東北電力の子会社なので、地元総ぐるみでの、開幕ってことかな。しかし、このクラブ。いったいいつになったら、税金依存から脱出できるのか。