やましんの独り言

今日は６時から朝食。そしてアルバマール市へ移動し、ＧＨＡという法人が経営する農場や、グループホームなどを見学しました。

ＧＨＡはもともとGroup Home for the Autisticとして、グループホームの提供を主な事業としていたのですが、近年そのサービスが多様化したため、ＧＨＡを正式な名前としたようです。

カロライナファームは、グループホーム３棟を併設する高大な農場です。
生活の場と仕事の場を同じくすることで、移行の難しい方でも自分のペースで仕事を知ることが出来ます。
実際、入所している方は一見して分かる重度の方でした。
重度の方だけの農場？？？考えただけでワクワクします。

市内のアパート形式のホームや、グループホームも見学しました。
どれもきれいで僕も住みたくなりました。

ちょっとだけ写真をお見せします。

カロライナファームの高大な土地に建つＧＨです。


入り口の扉の近くに貼ってありました。
こんなことする豪傑がいるということです。


やってはいけないことの約束。
「蹴らない」「壊さない」「髪の毛を引っぱらない」etc
問題は日本と変わらない。
でも、この約束ボードでやらなかったことを評価してご褒美を用意したところ、ほとんどやらなくなったとのことです。
このあたりの対応の確かさがさすがです。


あるGHの壁に貼っていあるのを見つけました。
この下には日本の地図、温度や湿度などがプリントされ貼られていました。
天気や温度が気になる利用者がいるとのことです。
そんな方のニーズにさりげなく応えていることが素敵です。

GHなどを見てみての感想。
「かゆいところに手が届くサービス」という感じです。
利用者が増えればニーズが多様化する。多様化したニーズに対応したサービスを用意する。
そうしてサービス自体が厚みを増していく。
前進することを止めないその姿勢に頭が下がります。

最後に、このGHAの役員さん（利用者の保護者）の言葉、
「GHだけ見ればもっと整った地域が他にある。でも、すべての年齢をトータルにサポートしてくれるプログラムがあるのはここだけだ。非常に満足している。」
（たぶん、こんな感じだったと思う。）

それにしても、あちこちまわった上に、夕食は議員や市の役員、スタッフとの会食。湖のボートクルージングとかなりハードな１日でした。
宿に着いたのは１０時近かったです。