この人生の終焉は・・
私は、真面目すぎると上司から心配されたほどに自分でも真面目に仕事に取り組むことをこころがけている。間違っていることは間違っているというので、社内では煙たがられてるけどお客様からの信頼は厚いし、お客様がお困りとあらば、飛行機にでも新幹線にでも乗ってかけつけたりする。でも・・。必死で仕事をしていても、悪いことばかり起こると、だんだん疲れてくる。仕事中でもかかってくる学校からの電話は、学校トラブルの件で、毎度、会社をでてから、修羅場となる。教会にいくと、自分勝手な人たちが、自分の思い通りのことをしたいと大騒ぎしてる。パパは、いつまで待っても帰ってこない。パパは、何代目かのお弁当箱がこわれて、私がちょっといい感じのお弁当箱を買ったら喜んで、嬉しそうにお弁当箱用の袋を買ってきた。ここに保冷材も入るんだよ・・って嬉しそうにいってた。その光景はいまでもはっきり覚えているけど、ほとんど使うことなく入院・治療・自宅療養でお弁当箱は活用される機会をうしなったまま持ち主を失ってしまった。パパのお弁当箱が壊されたときいたとき、そんなことが改めて思い返された。パパはもう二度と、あのお弁当箱を使うことがないんだから、壊れてもいいんだろうけど、私たちの思い出も一緒に壊れたような気がした。なんか悲しくなった。夜になって仕事が終わっても、罪人には心休まる暇はない。