Blog de 院長日誌★医院をめぐる物語り

2006/01/09(月)09:13

模型は楽し

医院リニューアル(174)

地元の土建屋さん系建設業者や、「○○ハウス」といったハウスメーカーではなく、ホンモノの「建築家」の先生に、新医院設計を頼みたかった理由のひとつが「模型」。そう、「建築模型」が見たかったのです。 この建築模型というやつは、紙や発泡材などを使って作られるものですが、平面図や立面図ではイメージできなかった建物の様子が、実体として把握できるのが良いですね。 プロの仕事ですから当たり前ですが、とても精巧にできていて、内部には間取りなどのプランまで書きこまれているので、いつまで眺めていても飽きが来ない。 安藤忠雄さんの「ル・コルビュジェの勇気ある住宅」という本には、安藤さんの東大建築科での教え子たちが製作した、コルビュジェ設計の住宅プロジェクト全106の模型が一堂に集められた写真が載っています。 200分の1の住宅模型が106個もギャラリーに並べられた光景は、まさに「圧巻」です。<ある学生は、模型をつくりながらこういっていました。「他人のフィルターを通したル・コルビュジェではなく、生のル・コルビュジェに自分で近づいてみたかった」> これですね、建築家たちが熱心に模型を作り理由は。 この本には安藤さんの事務所の愛犬(番犬?)として有名だった、今は亡き「コルビュジェ」の写真も載ってますよ。 下の写真はリニューアルされる医院の模型です。

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