777Syndrome

2018/11/15(木)13:52

古の記憶【vol.2】

懐かしき日々(8)

書くことないからといって放置し続けるのもアレなんで、結局続きます。 純正の続き物ではないですが、読んでない人はどうぞ→【vol.1】 ~レベルアップ(若干成長編)~ さて、謎の台でスロットデビューを果たしたオレはその後ひたすらパチ屋に通い続けたかといえば実はそうではない。 というのはオレは中学から全寮制の学校に入っていて、実家に帰れるのはほぼ1ヵ月半に1度だったからである。 日曜日だろうと祝日だろうと特殊な事情以外では帰ること(帰省という)は許されない。 春夏冬の長期休暇があって、あとは中間テストの後や学園祭の後なんかに1週間弱の帰省日が設けられる。 つまり学校にいる間は打つことは不可能だったのである。 ちなみに学校から最も近かったパチ屋は多分駅前のパチ屋で、徒歩4時間ほどである。w 今の趣味はスロットしかない悲しいオレも、高校時代はそんなことはなかった。 なので帰省している間は飲み会やらパーティーやらでかなりの時間を費やす。 スロットに行くときはぐでんぐでんになって友達の家に大人数で転がり込み、その翌日の朝に何人かで行くってパターンであった。 まだ1人じゃパチ屋に足を踏み入れにくい。そんなときもあったのだ。w 読み進めればわかるけど、オレのスロットの技術や知識はほぼ独学。 そのため異常に成長スピードが遅いけど気にしないでね。 さて、学校が下界とは隔絶された閉鎖的空間であるため、学校の友達と打ちに行ったところで知識は全員ゼロ。 とりあえずはレバー叩いてペシペシやってりゃいいんでしょってカンジで、ただちょっと背伸びしてる自分たちがカッコイイとか勘違いしてたんだろうな。w 当時よく泊まりに行ってたのが上野のマンションに住んでいた友達の家。 なのでホールもアメ横。 今みたいに大手ホールばっかりじゃなくて、小さなホールがたくさんあったように感じる。 ホールの名前なんか見てないからそんな気がするだけだけど。 んで、いつも行っていたのがちょっと駅からは遠めのお店。 店名:不明。スロ専門店だったと思う。多分今はない。 交換率:不明。でも等価ではなかった。 店員:ウンコ。後で書きます。 店内:暗い。 稼動:悪い。 客層:客がいなさすぎて不明。 どうしてこのホールを選んだかも不明。 多分開店前に客が並んでなかったから。w 初めて行ったとき、つまり人生3回目の稼動にオレが座った台はゲッターマウス。 なぜか友達とは離れて1人で座ってたんだよね。 当然目押しもできなきゃリーチ目も知らず、ハズシなんて存在自体塵ほどもなかった。 そんなオレがペシペシ打っていると、2つ右隣で打っていたカワイイお姉さんが話しかけてきた。 おねーさん「それ入ってますよ」 オレ「は?」(意味不明口調) 初めて聞いた”入ってる”という言葉。 お姉さんは更にこう言った。 おねーさん「押しましょうか?」 オレ「ぇ?」(困惑口調) このやりとりで”入ってる”=”ボーナスが揃う状態”だということを学習。 ただリーチ目という概念はなく、この言葉の意味のみを習得した瞬間であった。 今思うとこのねーちゃんも少し教えてくれればよかったのに。w 結局この日、かなりの回数「入ってますよ」「押しましょうか」を言われてなすがままになっていたオレ。 きっとめんどくさかっただろうな~。 ありがとう、キレイなお姉さん。 そんなリーチ目出まくってていかにも気付いてない奴がいたら教えなくても当然だったかもね。 そう考えると親切な人が近くにいてよかったな~と思うよ。 それにジュースやタバコをお礼にあげるといった物理的なお礼は一切しなかったのよね・・・。 そういえばこれからしばらく周りの人に押してもらってたけど、お礼したことねーや。w 結局この日は+15000円くらいに落ち着いたと思うけど、かなりボーナスは引いた。 何枚流したかは覚えてないけど、1300枚くらいだったような気がするな~。 この時この場所でオレが習得した知識 ・スロットには目押しという技術が必要だと知る。 ・レギュラーボーナスという100枚小役の存在を知る。 ・”入ってる”の言葉の意味を知る。 オレはこんなことも知らなかったんだなぁ。 これをレベルアップというかどうかはさておき若干成長編は終了。 次にこの店を訪れたとき、オレの人生を変えたオトコが現れた。 そのオトコの名は・・・ ドンちゃん まさに伝説のオトコD。 【vol.3】へ続く。

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