2007/04/19(木)16:38
■ある意味これも恐怖?!アイルランドにて
アイルランドは首都ダブリンのホステルでのこと。
物価の高いアイルランドでも、1泊10ユーロ朝食付き、しかもバスターミナルの裏で中心地もすぐ!と好立地で◎だったホステル。
ちょっと外に出れば、アイリッシュパブが並び、レストランもスーパーもネットカフェもある。ただ、物価が高くてそうそう飲食出来ないのが淋しかったけれど・・・。
ダブリン市街とホステル
ホステルのドミは12人部屋。イギリスの男子高校が教員を伴って団体で来ていて騒がしかったけれど、私の部屋は女性ドミで私一人だけ。3~4人部屋を占領できるならまだしも、12人部屋に自分だけというのは・・・ちょっと淋しすぎる!
と、思っていたら、夜遅くなって、一人の女性が入ってきた。
彼女はアイルランド人。年はいってそうで、もしかしたら私より若いかも?といったところ。
オーストラリアにボーイフレンドがいるそうだが、アイルランドと違って、燦々と照りつける太陽を浴びながら?ビーチでBBQしたりと、最初は楽しかったけれど、もう飽き飽き!・・・てな感じで、初対面の私に呼吸する暇すら与えないような口調で話し続ける。
世間話程度で終わらせるつもりが、彼女のマシンガントークの幕が開けた瞬間だった(苦笑)。
その話し方が、ちょっと尋常じゃない感じ。どちらかと言うと、少々ヒステリックな・・・。
あら、・・・私ヤバイ感じの人と同室だったりして???
と、頭をよぎってしまうのも仕方ない。だって、まだしゃべり続けているし。
「ちょっともう遅いから、シャワー浴びたいんだけど・・・」
なんて、とても恐ろしくて言い出せないっ!!!
「スコットランドはどこに行くの?」と訊かれ、
「グラスゴー」と答えるやいなや、
「え?グラスゴー?!ダメよ、あんな所に行っちゃ!!」と、すごい剣幕。
「な、なんで?!グラスゴーダメ??」
「あんな恐ろしいところ、未だかつて行ったことなかったわ」と言う。
「グラスゴー、何が恐ろしいの???」
「とにかく恐ろしいのよ。バイクにひかれそうになったし」
「・・・・・・」
そして彼女、「シャワー浴びてくるわね」と、部屋についているバスルームへ・・・
う~ん、良かった話が終わって(?!)
なんて安心していたら、バスルームから、ブツブツブツブツ独り言が・・・!!
シャワーを浴びて出てきた彼女は、シルクのスリップドレスに、長袖のブラウスを着ている。そのブラウスの胸元にこびりついているのは、血?ねぇ、それ血なの??
とても訊けなかったけれど、あなたのブラウスのシミ、血にしか見えないのだよ~~~!!
その後突然、ベルベットのような素材の黒のロングスカート(第九合唱でしか見たことないような!)に、同じ素材のフリルをあしらった黒のジャケットに着替え出す彼女・・・
え?寝るんじゃないの??
すると、「薬飲まないと・・・」と、手には薬のビン。
その姿があまりにも怖いのだよ~~!!
そうしてゴージャスな格好に着替えた彼女は、薬を飲みに部屋を出て、ついでにうるさいイギリス人高校生軍団を注意しに、指導者にくってかかっていったのだそうです。
しゃべり+格好+手に薬のビン、そして胸元の血のようなシミ・・・
ドミトリーって、時として怖いものだと初めて思った夜でした。普通の人でしょうけれど?、このシチュエーションでは、そう考えちゃっても仕方のないことですよね?!二人、ベッドで眠りについたものの、無事に朝を迎えるまではドキドキの私でした(^^;)
話は変わりますが!!
アイルランドには、どこにでも”仮装グッズ”が当たり前のように売ってました。2ユーロショップでさえも、結構なラインナップ♪
2002ワールドカップ、アイルランド×ドイツの試合を観に行ったのですが、アイルランドのサポーターの”仮装”があまりにもすごかったのを思い出しました。
スポーツショップでもこれが普通♪ バレンタインデーの今日は花屋も盛況