◆「(画像)接客をしない接客」2004年8月10日の日記です。 --------------------------------------------------------------- 最近、ヴィレッジバンガードへ行きました。 そこで見つけたおもしろいPOP。 このPOPのすごいところは、 普通に売っていたら絶対売れないようなものなのに、 このPOPの力で商品が記憶に残るものになっていることだ。 ヴィレッジバンガードの中には、この商品のように 売りにいっていないが、記憶に残そうとしているPOPが数多くある。 次のPOPもそうだ。 (見にくいですが・・・。) 文章の内容は、 「キッチンが散らかる → 玉ネギとか腐る → ゴキブリ発生 → 殺虫剤をかける → ゴキブリ飛ぶ → 逃げまどう俺 → あきれる彼女 → 夜中に大掃除 → だから今日は眠い (この話は全てノンフィクションです) 」 という風にかかれている。 商品を売りにいくのではなく、 きてくれたお客に楽しんでもらう。 この精神が、ヴィレッジバンガードのもとになっているのだろう。 またヴィレッジバンガードのもうひとつおもしろいところは、 接客がほとんどないにもかかわらず、 私はヴィレッジバンガードに親しみを感じているというところだ。 POP内に、スタッフの日常、考え方、人柄を出すことによって、 接客がなくともスタッフのことを垣間見れる設計になっている。 (これは、ほかの本屋の声かけに比べ、 私に「親しみ」を起こさせた) つまり、 「接客をしていないのに、接客をしている。」 といえるのではないだろうか。 賛否両論あるだろうが、 この仕組みはうまいと、私は感じた。 対面接客の場合、 接客力が個人に依存する分、 チェーン展開をした際 接客レベルが一定に保てない恐れがある。 しかし、こういった仕組みで接客をカバーすれば、 ある程度のレベルを保つことができる。 まぁ、ヴィレッジバンガードの扱っている商材が、 「趣味・嗜好品」の部類にあてはまることが、 この仕組みを実施できる理由なのだろうが。 商材の見極めにもよるが、 いつかこんな店舗提案をしてみるのも、 おもしろい。 ちなみにヴィレッジバンガード、以前に比べ伸び率が落ちてきました。 飽和状態か? http://www.vvvnet.com/ (ヴィレッジバンガードホームページ-直営店売上前年比グラフ参照) ■今日のルール化■ 『商材によっては、接客をしない接客もアリだ』 【今日のいい人☆】 ★北乃のおじちゃん、おばちゃん 北乃の料理はおいしいことに加え、 夜いくとおじちゃん、おばちゃんが、 何かにつけてサービスしてくれる。 こういった普段の何気ないサービス。 これが、またより一層足を北乃に向かわせる。 最初のころは、こんなにサービスしてくれなかったなぁ。 常連には、常連のサービスを。 一見さんには、一見さんのサービスを。 こういったランク付けは、 客を固定化させるには必要なようだ。 今日も、あなたにわくわくを☆ |