バンコク グロウトリニティーシーロム
バンコクではなじみのホテルに泊まるのか、それとも新しいホテルや、泊まったことのないホテルに泊まるかと、悩んだ挙句、ホテルめぐりの滞在になって、結局ホテル間の移動で落ち着かなくて、バンコクにいるのが短く感じるほどになってしまい情けない限り。 でも、今回「これだからホテルめぐりって楽しい!」と思える常宿候補にまた出会ってしまったから、感涙。しかもお値段、HIS価格で3800円。 3800円ですよ、皆さん!一昔前だったらマン●リンあたりの煤けた連れ込み宿感が否めない用はホテルくらいにしか泊れなかった値段!
それがあーた、ぴかぴかリニューアルしたて、広くて、おしゃれで、朝食付で、スタッフ親切ってこの値段でここまでいっちゃったらほかに泊るとしたらどうすりゃいいんだっていう感じ。 ま、そうはいってもこのところのバンコクのホテルダンピングは半端じゃないので、TENFACEがエクスペディアで1泊5000円(素泊まり)を出していたときも、どうすりゃいいんだと頭を抱えましたがね。 さて、グロウトリニティーホテルシーロムは、何年も前から「トリニティーシーロム」という名前で営業している元超中流ホテルで、ホテルの部屋や雰囲気は全く気にしないぜ、という友人ですら「あ、ほんと何の変哲もないホテルだったよ」とのたまわっただけに全くノーチェック。 でも「あのトリニティーシーロム(その後ルーム@シーロムという名前だけはこじゃれた感を持たせて営業したけど、すぐ冠が変った)がグロウトリニティーとして生まれ変わり全面リニューアル!おしゃれなブティックホテルになった」と聞き、こりゃー、チェックせねばというわけで泊ったわけ。
なんといっても3800円(しつこすぎるっての)。深夜着のこの旅、ホアヒンにも行くこの旅、1人で泊り、さらに移動日でほとんど外出してる日はここにしちゃおうと、1泊を3回繰り返すという失礼な使い方をしてしまったけど、今度は連泊しようと心に誓った優秀ホテルです。
場所だってチョンノンシー駅からわずか1分くらいじゃないの?OL市場として名高いソイラライサップやトリニティーコンプレックスも隣接し、ショッピング派、屋台グルメ派にもおすすめ。サラデーンからも帰りやすく酒飲み派にもぜひおすすめしたい。 エントランスもおしゃれになっちゃってもう。
入り口にはホテルマンとはかけ離れたガテン系顔で笑顔からしてとびきりタイ人スマイルのおっちゃんが、荷物を運んでくれます(このへん中流)。部屋まで案内してくれた際も「コレもフリーだ、コレもフリーだ!」とおおよそホテルマンが言わない言葉、やたらタダのものを強調してくれて、笑わせてくれちゃうめちゃくちゃ「ザ・タイのいい感じのおっちゃん」そのものの人です。 ちなみにこのホテルのフレンドリーで親切な従業員さんたちとの感動秘話はこの日記をチェック!
で、お部屋はといいますと・・・
和モダンを感じさせるクールかつ洗練されたデザインにビビッドな色彩のイスやクッション!冷蔵庫は空で、なんでもコンビニで好きなもの買って入れてね、という、商売っ気のなさが好印象。窓際には大きなデイベットがあって、のびのび寛げるのがよし。
あたしはホテルの部屋にソファーがないとダメなので、この値段、レベルのホテルでゆったりと座れる寛ぎスペースがあるのは、ポイント高い。
壁全体に額縁のようなデザインを施し、その中に鏡や最新型のテレビを配置。おしゃれー。 さらにDVDとipodが聴けるようオーディオシステムまでコンパクトにまとめてあります。
バスルームはシャワーのみ。
でもすっきりとしたおしゃれなバスルームで、これまたおしゃれなボトルに入ったシャンプー、ボディシャンプーあり。 これが一番安いスーペリアルームなんだけど、それでもバスローブ、スリッパが備えてあるのも3800円のホテルではありえない。 ただしこのホテルの唯一の短所といえようか・・・周囲を建物に囲まれているため、2,3階は眺望は最悪だといっておこう。特にパーキングビル側は最悪。
眺望が一番いい部屋で、こんな感じ。
そして西日がきついので「なんでずっとカーテン閉めてるんだろ?ベッドメイキングさんちゃんとカーテンあけてくれればいいのに~」と思うけど、あけたままにしておくと、熱気が部屋にたまる。あたしもチェックインした時には入った瞬間干からびると思った。 朝食は大きな窓からさんさんと光が差し込む明るい雰囲気のレストランで。
決して種類は多くないけど、全然合格点。主食はパン、カオパット、おかゆもあるし、ヤキソバ系も。 このホテルのもう一つ特筆すべき点はタイ人ビジネスマンが多く泊っているところ。恐らく地方の支店から出張に来たのでしょう。 バリバリのキャリアウーマン風の女性やスーツ姿の男性が打ち合わせしながら朝食をとっていたり、フロントではネクタイをした数人の男性がチェックイン。 観光客だけのためにある非日常のホテルではなく、タイ人がオフィス街シーロムに会議などにきている時に使っている光景を見ていると、タイ人も安心して泊れる普段使いのシティーホテルに泊っているんだなあと、ローカル心をくすぐられうれしくなる。
場所が場所だけに連れ込みオヤジが多いのではと覚悟していたけど、意外なことにあたしが宿泊した3日間に見かけることはなかった。 そしてもう一つ嬉しいサービスが、ロビーの端にあるインターネットコーナー。宿泊者用のIDを入れると無料で使えるシステムで、残念ながら日本語入力はできなかったけど(英語、韓国語のみ・・・なんでぇー?)日本語サイトの閲覧が可能なのでメールのチェックができたのはありがたい限り。 ちなみにプールやフィットネスセンターはエントランスを一度出て、隣にあるコンドミニアムのものが使用可能。覗きには行かなかったけど、他の宿泊体験者のブログを見ると、かなり大きなプールで眺望もバツグン。リゾート感はないけど、がっつり泳ぎたい人にはいいみたい。 コストパフォーマンス面では同じく3800円で雰囲気良し、プールもジムもかわいくて素敵、朝食も美味しいTIVOLIと同じくらいの満足度だけど、従業員は(TIVOLIもかなりいいけどね)自分の中ではベストだったなあ。ホテルって「人」が作り上げるものだと思うの。それは従業員であり、客層もしかり。 ベッドメイクの女の子まで笑顔が素晴らしかったから、みんな誇りを持ってニューホテルのスタッフとしてはたらいてるんだなあと嬉しくなった。 また絶対宿泊するから、素敵な笑顔で迎えてね!
このホテルのいいところ 1.安い 2.和モダンかつ、クールなお洒落なお部屋 3.部屋に大きなソファーあり 4.従業員が素晴らしい!親切で心から心配してくれて笑顔も最高! 5.チョンノンシー駅すぐ、ショッピングエリア、酒エリアが近い最強の立地
このホテルの残念なところ 1.部屋によっては牢獄並の眺望の悪さ ・・・あたし残念なところは一つしかみあたりませんでげす。
|