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2006年02月27日
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カテゴリ:メデル
昨日の夜、途中で目が覚めたときに、ブックオフにいって、『特攻の拓』を買ってきた。

拓1.jpg

『疾風伝説 特攻の拓』(正しくは「かぜでんせつ ぶっこみのたく」と読む。以下「拓」とする。)

爆音小僧.gif

講談社の週間少年マガジンにて、1991年から1997年の6年間連載。

少年マガジンお得意の暴走族の世界を描いた漫画で、単行本は全27巻だが、その後日談としての小説が1巻、外伝として3巻出版されている。

所謂典型的な“いじめられっ子”の浅川拓。転校してきた鳴神秀人の“強さ”に憧れた拓は、ついにツッパリデビューを果たすことになる。そして「乱校」と呼ばれるヤンキー高校に転向した拓は次第に暴走族同士の抗争に巻き込まれていく・・・といったあらすじだが、時折コマに表記される「!?」、漢字に独自の読み仮名をあて、台詞の途中を「“”」でくくる表現、超人のような不良たち(コンクリートブロックや鉄パイプ、木刀で殴られても誰も死なない、大怪我をしても短期間で完治する、など)が特徴。 そのためか、ネット上や20代~の若者を始めとして未だに人気が根強い。


魍魎.gif

俺が最初に拓を読んだのは、中学校のトキで、ケンボーっていう友達の家で読んだ。上にもあるとおり、ジャンプではありえない暴走族の漫画。正直こわい。ジャンプは冒険とか夢とか友情がテーマなのに対し、マガジンはもうちょっと年齢層が上で、同じ友情でもヤンキーとか暴走族を通して表現する漫画が多いのが特徴である。

でもって、本格的に読み始めたのは高校1年のトキだったけど、“一瞬”で“ハマ”ったぜぇ・・・。驚異的なかっこよさを誇るヤンキーたち、キレちまってる言葉。独特の世界観。狂ったように貪り読んだ。

特に11巻あたりから“天羽セロニアス時貞”なる人物が出てくると“ヤラレ”ちまった。
混血にして帰国で英語もしゃべれる。単車も一等かそこらくれーはえーし、凶人一条武丸とも同等に戦える喧嘩の強さ。さらに、超人的な(龍を呼べるくらいの)ギターのうまさ。キレながら、宮沢賢治の詩を暗誦するあたり。。。

とにかく他のキャラとは一線を画しており、人気もぶっちぎりで高い。天羽がいたあたりが、この漫画のピークであり、その後天羽を超える魅力あるキャラは終に登場しないままに終わった。

天羽に見せられた当時16歳の俺は、ハードロックに興味を持ち(もちろんビートルズやストーンズは中学生のころから聴いていたが、いわゆるハードなロックは聴いていなかった)、初めて借りたのがジミヘンのベストとエクストリームの1枚目だったことをよく覚えている。


バクラテン.gif

今、この漫画を読み返してみると、ほんとにストーリーは無きに等しいし、あちこちにちりばめられた伏線も、当時はそれで深い意味があるのかと思っていたが、あんまないことがよくわかる。

しかもラストはグダグダになって投げやりに終わってしまい、登場キャラが増えすぎて相互の関係が複雑極まりなくなった上に、おおよそストーリーのふくらみも無いままに終結した。ストリーだけを見れば駄作であることは明らかである。

ただ、今でも2ch上でネタ元として取り上げられたり、誰が最強かということについて熱い議論が交わされてたりしており、今なおヤンキー漫画 No.1の呼び声は高い。その秘密は既に俺が述べた、言葉遣い、派手な喧嘩、魅力あるキャラ等をすべて含んだこの漫画の独特の世界観であろう。それ以外に何も無いといっていいことがこの漫画をヤンキー漫画の金字塔たらしてめているのである。

さらに言えば、男の子たるものヤンキーに憧れるのである。これは思春期に最も強く出る傾向であるが、年齢を経ても若干弱まるだけで、常に男には強いものとか統制の取れた集団への、拭い難い羨望があるのである。これがない奴を俺は男と認めねー。ありえねー。

要はヤンキー漫画の優劣は、ストーリーや絵柄の巧拙にあるのではなく、上記のような男の子の願望をどれだけ満たすか、つまり、どれだけ「こんな風になりたい!」と思わせるかがすべてである。そういった意味で拓はかなり成功している。

とりあえず今回は天羽が活躍するあたりが読みたくて、11~14巻を100円で買ったけど、だんだん全巻ぶっとおして読みたくなってきた(「蝿の王」のあたりとか)。あー、実家に帰って全巻持ってこようっと。



六輝=赤口、九星=三碧木星、中段十二直=収、二十八宿=張、旧暦一月三十日





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最終更新日  2006年02月28日 17時57分17秒
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