今日は地元友人達とキャンプをする予定だった。
去年は、イトキンとヨシヲと玄倉川の方へいったが、夜に満月が出て、月光の明るさを思い知らされた。非常に幻想的なキャンプだった。
今回も足柄方面に行くことを想定してたが、どうも直前の天気予報だと降水確率が高すぎる。昨日のうちに、打ち合わせをして、まぁ朝の天気次第だということになった。
金曜は仕事が遅くなって、深夜に帰宅したので、数時間しか寝られない。
朝起きると、案の定、曇天だ。しかも雷雨の可能性が高いらしい。これはやばいってんで、連絡して、とりあえず俺の実家に集まれということになったが、皆もどうやらやる気を殺がれたらしい。寝坊するヤツが多かった。
東名高速に乗ると、異常な混み方。なんじゃあ、こらぁ! 料金所まで行くだけ30分かかった。途中でイトキンから246は別にそんな混んでないというので、横浜青葉で降りたが、やっぱ246も混んでいた。朝7時に家を出たのに、実家についたのは10時近く。
それから、イトキン、ヨシヲと来て、さらにジュンペイを迎えに行ったが、この時点ですでに11時。キャンプは既に諦めていたが、とにかくダメ元で(もう今にも雨が降りそうだった)川まで行こうってんで、津久井の道志川に行くことに。ここは中学3年のときに、みんあでチャリを必死に3時間以上こいで、いったところだ。つまるところ、俺のなかのキャンプといえば、この中学のときのキャンプを指す。原体験だ。常にこのキャンプを求めて、毎年模索している気がする。
ドバシがこない。電話をしまくっても反応がない。なにやってんだ、バカヤロー、おいてくぞ、となったら、連絡がきた。寝坊したらしい、不埒者め。アホか、知るか。
とりあえずスーパーで肉を購入したりして、道志川についた。天気のせいか、人が少ない。これはいい。昨今、俺等地元の川べりに横浜あたりからDQNなやつらが大挙して押し寄せてくる。とくに何をするでもなく、音楽をかけて、肉をやいて、大騒ぎ。あろうことか婦女子まで伴っている。愚劣な輩よ。キャンプに婦女子を伴うなど、匹夫の所業じゃ。
俺等は常に、ストイックなキャンプを求めている。車を乗り回すようになってから、ついつい荷物を携行しがちな傾向にあるが、基本的には不要なものは持っていかず、現地調達するのだ。マスターキートンのように。キャンプではなくて、サバイバルなのだ。無論、チェアーだのグリルだのはない。薪を集めて火をおこし、飯盒炊爨をするのだ。あとは鮎だの鱒だのをつらまえて喰う。これぞ、サバイブしている証。生命の息吹。自然への帰依。
しかし、今回はダメだな。ついついちょっと川に立ち寄っただけに終始してしまった。
川に潜ってみたもののあまりに冷たすぎる。気温があっても日光がなければ、川で泳ぐことはあたわぬのだ。ドバシが到着したので米を炊きだすも、そこで豪雨。集中豪雨。
矢も盾もたまらず、車へ逃げ込む。車へ逃げ込めるのが車のいいところであり、サバイブしていないところだ。軟弱になったものだな、俺等も。車の中で、コメだけを回し喰い。塩コショウをふりかけてコメをがっついたが、美味い。飯盒の素晴らしさよ。ドバシとipod合戦を繰り広げていると、雨が上がった。
肉を焼きまくる。肉の宴。ミートパーティ-Too Hot~♪などと歌っていたら、肉が生のものがあり、も~う、ちょっと~♪となった。噴出して肉を金網に吐いてしまった。このドバシという男は、俺が地球上で出会った中でもっとも面白い男だ。30年近く生を享受してきたが、こやつより笑かしてくれる男には未だ嘗て出会っていない。おそるべし。
フリスビーを楽しんだり、焚き火で遊んだりするも、もう川には入れず。寒すぎ。
帰ってから、俺は風呂に入り、犬と遊んだりして、しかるのちに、ドバシ、イトキンとヨシヲの新居へ。町田駅からザマ近い。9月に結婚を控えているヨシヲの新居は3LDKで俺の新居とほぼ同じ広さ。しかし家具が整然とならんでおり、この点においてまったき別物である。
12時過ぎて、ドバシ、イトキンは帰ったが、メガネを実家に忘れたことに気づいた俺はめんどくさくなって、とまることに。ウイイレなどをして遊んだ。
思えば、川でもうちょっと遊べたな。もったいない。5人も集まって遊んだのは非常に面白かったが、キャンプがしたかった。
六輝=先勝、九星=三碧木星、中段十二直=除、二十八宿=柳、旧暦七月十九日