2008/12/19(金)16:24
その間違いは絶対ダメです!
一昨日。
社員Mさんから 社長様へ お電話が入りました。
訃報でした。
夕方、告別式に関してのお問合せが相次ぎました。
出張先中の弊社社員より。
親交のある取引企業様方々より。
電報送ってくださるのでしょう。
祭事詳細を尋ねるお電話でした。
そんな時、社長様よりお声がかかりました。
「葬式どうするんや?」
「参列します」
Mさんは私と 同期。
入社時から良き相談相手であり、良き兄のような存在です。
「そうか、じゃあ一緒に行こか」
ええええ~~~っ!!
なんと、お珍しいことではありませんか。
何かと理由をつけては、冠婚葬祭を避けていた社長様が・・・
会社からの弔電を打ち、早めに会社を出た私は着替えるために自宅へと戻りました。
その後、社長様のお車で告別式会場へ。
会場内、Mさんは私に気付くと小さく頷きました。
が・・・
後からやってきた社長様の姿を見つけると、必要以上のリアクション!
よほど、驚かれたのでしょう。
社員のために出かけることなど無い社長様です。
Mさんが驚くのもムリはございません。
社長様と並んで席につきました。
すると、社長様の肘が私に当たるではありませんか。
何やら、訴えるように私の方を向きます。
意味が分からず、小声で「何ですか?」尋ねました。
「オレの気のせいか?写真が・・・」
写真?
社長様は何をおっしゃりたいのでしょう?
祭壇に飾られたお写真はやさしい笑顔。
「写真がどうかしたんですか?」
「オレの目がおかしいんか?」
再び、お写真に目を移すと・・・
(え?・・・・)
背中を冷たいものが すーーーーーっと 流れたように感じます。
「オレはオヤジって聞いたんや」
「はい」
「いや、たまにおるで。
オバハンみたいなオヤジ」
「はい」
「でも、あれはどうみてもオカンやな」
「はい・・・」
そこで、 はっ と、気が付きました!!
取引企業様に「ご尊父様」と告げてしまったことを~~~!!!!
慌てて飛び出し、方々に連絡。
ギリで電報 を阻止、変更して頂くことが出来ました。
もちろん、私が打った電報も。
危のうございました。
失礼極まりないお話です、大変申し訳ございませんでした。
社長様。
ご母堂様 と ご尊父様。
そんな聞き間違えは止めてください!
今日の一品。
老眼のあとは、、、 もしや…耳まできましたか?