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カテゴリ:大人の読書感想文
![]() もう十数年前の話だが、テレビのドキュメンタリーで 北方領土で暮らす日本人をテーマにした番組があった。 リポーターが薬師丸ひろ子だったと記憶している。 あと、BGMで中島みゆきの「時代」が流れていたっけ。 北方領土で暮らす日本人は、終戦直後に日本に帰ることが できず、そのままソ連に暮らすはめになった人々だった。 もう老人になった残留民は泣きながら「もう一度日本の地で 暮らしたい」と語っていた。 記憶があやふやなんですけど、あのドキュメンタリーを 見て思わず泣いてしまったのを覚えている。 目と鼻の先にある国がとてつもなく遠く感じる。 そんなことを言っていたと思う。 大地の子の第4巻、日本人としての記憶を戻し、 育ての親である陸徳志と、実の父である松本耕次の それぞれの親の愛情を知り、中国人として生きるか、 日本に帰るか苦悩する。 そもそも、彼らのような残留孤児は戦時中、日本に見放され、 戦後補償も旧日本軍人のような補償が全くされず、何度も 祖国に見放され、また中国でも虐げられてきた人々だ。 戦争は軍人を殺すだけでなく、何の罪も無い、一生懸命 幸せに暮らそうとする人々の人生を奪い、狂わせる。 ついさっき、TBSで「広島・昭和20年8月6日」が再放送 されていたのを観てました。 最後に西田敏行のセリフで「どんな理由があっても あんなもの(原爆)を人の上におとしたらあかんのですよ」 という言葉が突き刺さった。 どんな理由があっても戦争は駄目なんですよ。 安倍さん、研究しても良いし、深く考えるのも 良いと思いますよ。でもね、戦争を肯定するような 事だけは絶対にしないで欲しい。 「美しい国」結構じゃないっすか。 改革を進めるのも良いと思います。 でも日本が戦争を放棄したことだけは 変えないで欲しいんだよなぁ。 まとめ ちょいと話の方向性がずれちゃいましたが、 ここらへんのことはきちんと書いておきたかったので まぁ、いいやって感じなのです。 ただ、どうもこういう事書くと、重い感じに なっちゃうのが、まだまだ文章力が弱いって ことだと思い、ちょっと反省。 重いことをすらっと書ける様に精進したいっす。 GOLA お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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