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テーマ:お勧めの本(7431)
カテゴリ:大人の読書感想文
3月になりましたねー。 3月と4月はどちらの方が、楽しいんでしょうかね? 3月は春休みとかあるし、卒業式だ卒業旅行だってのは 大抵3月だから、3月かなー。でも4月は入学式とかあるし ゴールデンウィークの始めの方があるから4月も楽しい、 けど、5月病になる人にとっては4月は風邪のひき始めみたい な時期だから、4月は良くないのか!? っというようなくだらない、あまり中身の無い論議を 良い大人が、それは熱く語り合い、バトルロワイアルを 繰り広げていくのが椎名誠の「発作的座談会」であり、 本書「いろはかるたの真実」はその続編にあたる。 ・ごはんと麺類はどちらがエライか ・忘年会と新年会はどちらがエライか ・カニとエビはどちらが正しいか といった感じの、何とも気になるテーマを取り上げては、 結局のところ正しい解答など殆ど出ずに、酒を飲みながら 声を大きくして力説してみたり、屁理屈を並べ立ててみたり と、いい加減な回答のオンパレードなのである。 間違えの無いように言っておきたいのが、この本にまともな 回答を求めて読むのなら、それがそもそもの間違いで、適当な 問答やトークバトルの中に、遊び心がふんだんに入って いて、くだらないことに真剣になっているオヤジたちの 姿が何とも言えない面白さをかもし出しているのである。 うだうだと長くなってしまったが、つまりは超脱力系の エッセーであり、前置きなしに何となく読むと、何となく 笑ってしまう箇所が多くあり、でも最後まで読んでも特段 得るものが無い、本当に気楽に読める本なのだ。 最近、色々と本を読んでいるのだけど、どちらかというと 長編小説を好んで読んでいる傾向がある。それはそれで 良いのだけど、たまーにこういった脱力系の本を読みたく なるときがある。 無意味な行動や、役に立たない知識をつけるという行為は 時によって何にも代え難いストレス解消のような気がする。 そんな感じの、無意味で貴重な一冊なのだ。旅先の電車で 読むには丁度良いくらいの本では無いだろうかね。 GOLA お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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