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テーマ:お勧めの本(7400)
カテゴリ:大人の読書感想文
やはり奥田英朗は面白い。 奥田英朗で4冊目に読破した一冊は、痛快犯罪小説といった 感じの本で、伊坂幸太郎の「陽気なギャング」シリーズと 何となく似た感じの小説である。伊坂幸太郎とは文体は違う けれども、転がり続けてどんどん話が変化していくテンポの 良さは、読んでいて気持ちが良い。常に次の展開が気になる ので、あっという間に読み終えてしまった。 自称青年実業家、実際はチンピラのようなヨコケンと、見た目 と名前だけは御曹司のミタゾウ、そして謎の美女クロチェの 三人が、ひょんなことから10億円を奪う犯罪トリオを結成する。 それぞれのキャラクターが立っていて、こういう犯罪小説もの では欠かせない、それぞれの得意分野での活躍。ヤクザに成金に 中国マフィアにと、腹黒い連中との化かし合いも読んでいて かなり面白くなっている。 まぁあんまり説明しても仕方が無いです。普通に読んでいて 楽しくなる本なので。 物語の舞台となっているのが、渋谷や青山、白金台と言った場所。 実は新しい会社が青山にあるので、ちょっと親近感が沸きます。 青山の街並みを眺めながら、ヨコケンのポルシェはどこに停まって いたんだろうなーって想像したりしてます。小説の舞台を歩くって なかなか面白いですね。他に青山を舞台とした小説って無いかなぁ。 GOLA お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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