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テーマ:お勧めの本(7394)
カテゴリ:大人の読書感想文


これは面白いです。つい先日映画化された奥田英朗の小説、
サウスバウンドです。

一部ネタバレがありますので、ご注意ください。

「小学6年生になった長男の僕の名前は上原二郎。父の名は上原
一郎」この物語の主人公は小学6年生の普通の男の子。両親と姉と
妹と中野で暮らすこの一家、母が喫茶店を開いていて、父は毎日
家でゴロゴロ。普通と思っていた毎日は、実は全然普通ではなか
った。なぜなら父はもと過激派。税金を集めに来た職員に対し
「税金が国民の義務だと言うなら、日本国民をやめる」と言い放ち
公安に対しては「犬ども」と罵り、若い担任の教師にはオルグを
やる。とんでもない父親だ。

そんな父を煩わしく思いながら生活する二郎の、「子供の世界」を
描いたのがサウスバウンドの上巻です。同級生の女子にどきどきし
、街の不良とのトラブルに巻き込まれたりしたり、大人にとっては
とても些細なことを、子供目線で上手に世界を描いている。

誰でも思い出すことができると思うが、子供の頃の世界ってのは
本当に狭くて、学校と町内が世界の全てに感じていた。隣町には
違う学校の生徒達がたむろしていて、恐ろしい不良たちの伝説が
流れていたりする。その地に踏み込むということは、血祭りに
なってもおかしくないということで、僕らは自転車で街を通るだけ
でも、かなりどきどきしたものだった。

小学生から中学生、そして高校へと階段を上るにしたがって、
世界の全てであった小さな街は、ただの「地元」となって世界が
広がり始めるのだった。

考えてみたら、僕も小学生のころにカツアゲされそうになって
必死に抵抗したり、仲間内での力関係を優位にするために腕力が
あることをわざと示してみたり、そんなことをしていましたね。
あの頃は、狭い世界で生き抜くのに必死で、自分なりに戦いを
していたのだけど、今から考えると本当に狭い世界だったんだと
思ってしまいます。

サウスバウンドの上巻は、狭い世界での戦いから、大人の世界の
戦いを垣間見て、そして新しい世界への一歩を踏み出すまでの
ストーリー。なかなか素敵なキャラクターが多くて、読んでいて
全然飽きません。かなり面白いですよ。

下巻に続く

GOLA





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最終更新日  2007年12月03日 23時22分20秒
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