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テーマ:お勧めの本(7400)
カテゴリ:大人の読書感想文
この漫画、沖縄の八重山諸島の一つ鳩間島で実際にあった 話をモデルにして作られた作品です。 過疎の島だった沖縄の離島で、唯一の小学校が廃校の危機を 迎えた。島の大人達は小学校を存続させるため、子供を里子と して募集し、小学校に編入させて存続させるという手段を 考えた。そして東京で暮らす少年、光の元に島から叔父さんが やってくる。 昨日レビューしたサウスバウンドでも、離島の問題という部分は 多少触れられていたが、どんなに美しい島であったとしても、 過疎や経済的な問題というのはあるのだろう。僕のような部外者 からしてみると、自然が沢山残っているのだから無理やり開発 する必要も無いのにと思ってしまうところなのだが、島には島の 都合と言うのもあって、実際の生活はそれほど楽では無いのだと 思う。 都会で生まれ育ち、都会に暮らす立場では何を言っても説得力は ないかもしれないが、この「光の島」という漫画にひとつの答え があったと思う。島の潤い=観光という構図ではなく、人を再生 させると同時に島も再生させるという考え。島で暮らすことに よって傷ついた人が再生する。そんな人が集まって島が再生する。 元々島にある、共同体という考え。共生というスタイルが根付いて いる南の島はそこに住むだけでも価値があるんじゃないかと思い ます。 いろいろと傷ついた人を見る機会も多くあったりします。 こういう島での生活、ありだと思うんだけどなぁ。 軽率かなぁ? GOLA お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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