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テーマ:お勧めの本(7401)
カテゴリ:大人の読書感想文
「ヤングマン」というあだ名の刑事、巻島がとある誘拐事件の 指揮をとることになる。新宿、原宿、横浜と、犯人との取引 場所が移っていき、そして犯人をあと一歩のところで逃がして しまう…。 雫井脩介という作家が書いた「犯人に告ぐ」です。この作家に ついては全く知らなかったくらいなのですが、「クローズド・ ノート」の原作者でもあるんですね。ちなみにこの「犯人に 告ぐ」も映画になっていたんですね。 まるで「太陽にほえろ!」と「踊る大捜査線」をミックスした ような感じの小説で、それぞれの刑事達のキャラクターが上手 に描かれていて、且つ警察組織の裏側を覗けるような感覚も あるので、なかなか面白く読めますね。この小説、上巻では 失態を晒した巻島が田舎の警察署に飛ばされて、数年後新たな 事件が発生して戻ってくる。そして新しい事件は「劇場型捜査」 という未だかつてない捜査方法。ここらへんまでが書かれている。 ちなみにではあるが、最近仕事で警察から捜査協力を求められ たりすることがありました。自分の会社や、僕が悪いことをした わけではありませんが、会社の取引相手のことを知りたいという ことでした。詳しくは言えませんが、あぁ、警察の捜査って、 こんな感じでやるんだなーという実感があって、面白かったです ね。捜査が僕の協力によって進展してくれると嬉しいなぁ。 下巻へ続く。 GOLA お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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