|
テーマ:お勧めの本(7400)
カテゴリ:大人の読書感想文
「犯人に告ぐ」下巻は犯罪捜査の最前線に戻った巻島が、 殆んど手がかりの無い事件解決の為、「劇場型捜査」と いう名目で、TVニュース番組を利用しての公開捜査を 始めるというストーリー。こういった刑事モノの小説では 基本的にリアリティーがあるものが多く、フィクション的 要素が少ないものが多いと思うが、この「劇場型捜査」と いう設定が、何ともリアルとフィクションの中間地点くらい な感じで面白い。 TVのニュース番組に捜査責任者である現職の刑事が登場し、 事件の検証や状況報告を行い、犯人からのアプローチを待つ という展開になるのだが、ここらへんのマスコミへの対応や 警察組織が捜査を進展させるためのプロセスなどが、丁寧に 描かれていて、なかなか面白い。目が離せなくなるような 面白さを感じましたね。 前回のエントリーでは僕が警察の捜査協力をしたという話を 出しましたが、実は某マスコミの取材にも少しだけ協力を しました。もちろん、公開できない内容は伝えませんでした が、警察やマスコミの動きというのが本当にリアルに感じて ちょっと面白いなと思いましたね。 小説の方は、まぁフィクションではありますが、なかなか 上手に出来ていて、臨場感があって面白かったです。僕が 捜査協力した一件も、きちんと進展があれば嬉しいんです けどねー。 GOLA お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[大人の読書感想文] カテゴリの最新記事
|
|